布アート・命のパーツ(1)

【一日一作プロジェクト】「布アート」を制作中。今期は、大がかりな布アートにも挑戦。

「まず『命のパーツ』を100個くらい作りたい」

手始めに。これを組み合わせて、立体作品に仕上げていく。のだけど、スタートがとりあえず100個。それも形がバラバラ、色や生地も異なる。

「千夏さん、できますかねぇ」「できますよ、ただ布によって仕上がりが違うのでやってみないと」

そうして始まった「命のパーツ」100個作り。私が手描きした型紙を、千夏さんが裁断し、ミシンで縫い、手芸わたを詰め、命を吹き込んでくださる。書けば1行だけど、

「布がつらないように」「曲線が出るように」「うまく裏返せるように」「わたを入れてふっくらするように」

と、いろいろ試行錯誤が。何事も一発でうまくいくわけではない。何度も修正を加えながら、地道な作業が続く。ときおり千夏さんから、作業の報告写真が送られてくるのだけど、

「えっ、この写真は⁉︎」「わた入れは、母に手伝ってもらってます」

なんとお母様が!制作作業を手伝ってくださっているのだった(写真)。高齢のお母様がひとつひとつ丁寧にわたを入れている。その姿に、胸が熱くなる。展示会場で「アート」として紹介される作品たちも、

「始まりは人の手、心から」

思いが源。支えてくれる家族や友人がいてくれてこそ。「やるぜ〜」と腹の底から、エネルギーが湧いてくる。

「今週はこんな子たちが生まれました」

と、千夏さんから送られてきた写真。かわいい〜。このままぬいぐるみやクッションにしたいくらい(笑)。千夏さん、お母様、ありがとうございます。

ここからは私の作業。はたしてどんな作品に。「もも・き・みどり」私の名前の3色で。ここから何を生み出そう。布アート制作レポートは明日に続く。

みなさま、すてきな週末を。

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