文字あそび・再会ランチ

【一日一作プロジェクト】「文字あそび」シリーズを作った。半年ぶりにカルメンと待ち合わせ。

「カルメン〜!」「もも!」

マラガの青空の下、しっかりとハグ。セントロをそぞろ歩きながら、近況報告に花を咲かせる。前回のマラガ滞在は「オウムの手続き問題」で、ストレスマックスだった。

「なんて幸せなんだろう」

今の私は「パス(平穏)」の中にある。ひたすらぼ〜〜〜っ。旧市街を歩き回った後は、行きつけのバルへ。まずはビールで乾杯。

「エビが食べたい」「マグロも」「イカも」

頼みまくる〜。あっという間にテーブルがいっぱいに。どれもめちゃうま。ビールがすすむ〜。この店はスペイン人ばかりなので気持ちがいい。実はここ数年、外国人観光客が異常に増えたマラガ。

「どこも行列、旧市街を静かに歩けない、店に入ると英語で話しかけられる、たえず視界に外国人観光客が」

この現状に、正直マラガっ子は辟易なのだ。現地住民の穏やかな暮らしやリズムを壊してまで観光客?地元民ファーストやろ。自分の家の中を土足で歩き回られるような不快感。

「マラガは売られてしまった」

地元民の「平穏」と引き換えに。政治家たちによる後押しで、外国人観光客向けの施設が急増し、小さな昔ながらの商店が追い出され、チェーン店やアングロサクソン風の店が増え、グローバリズムまっしぐら。

「私たちの愛するマラガがどんどん消えていく」

悲しさよ。という話を2人でしていたら、お隣のテーブルのご夫婦が「マドリードもそうですよ」と、話に入ってくる。恐るべしオーバーツーリズム。

さて。飲んで食べておしゃべりした後は、腹ごなしにパセイート(お散歩)。見上げれば、青い空が〜。これぞ、太陽教の本部。

「どこに行こう?」「美術館と写真展はどう?おもしろいのがあるよ」

さすがカルメン。文化系催しに精通。マラガ市美術館へ行くと、地元のアーティスト達の作品が一堂に。いろいろなスタイルが一度に楽しめておもしろい。思わず、自分の3メートル平方の作品を思い出し、

「とんでもない大きさ」

であることを実感。天井が高くないと入らない。広いスペースに展示しないと圧迫感がすごい。今期は大サイズの作品が多いので、小さなギャラリーで展示会をするのは無理。

「広い場所って、美術館なんだよなぁ」

あたりまえだけど(笑)。そんな幸運はまだ訪れず。さて。お次は写真展へ。会場に着いてびっくり。なんとそこは、マラガの闘牛場なのだった(明日に続く)。

★「文字あそび」シリーズ。「PAZ(平穏)」文字。

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