【一日一作プロジェクト】「文字あそび」シリーズを作った。美術館の後は、カルメンおすすめの写真展へ。
「なんと闘牛場の中にギャラリーが」
さすがスペイン。大きな扉をくぐって中へ。丸い闘牛場の壁にそって、展示作品がずらり。壮観。ガラス戸から自然光が差し込んでくる。何が驚きって、
「ギャラリーから闘牛場が見える」
すごくない?「ESPAÑA OCULTA」と題された、クリスティーナ・ガルシア・ロデロによる写真展。1970〜1980年代のスペインの村人たち、その生活ぶりをまっすぐにとらえたモノクロ写真。
「なんという迫力」
いきなり度肝を抜かれる。こんなに心を鷲づかみにされた写真展は、何年ぶりだろう。あたりまえの日常の光景が、なんとドラマチックで、ミステリアスであることか。
「この暮らしが、まだ40〜50年前のスペイン」
であることに驚かされる。まるで、ひとつひとつが映画のひとコマ。忘れられた辺鄙な村で、行われる祭、宗教儀式、日常のさまざま断片を切り取って、真正面から突きつけてくる。何より、人々の表情の
「鋭さ、美しさ、残酷さ」「時にぞくっとするような非日常感」
に圧倒される。日常のなんとミステリアスであることか。カルメンと2人、大満足でひとつひとつ見入っていたら(コメントし合うので時間がかかる)、あっという間に閉館時間。
「閉めるから出てくださいよ〜」「きゃー」「今行きまーす」
あわてて出口へ。女性写真家について、あとでインターネットで調べてみよう。作品を通して、アーティストの生き様を知りたくなる。若くしてカメラ片手に村々を回ったクリスティーナ。どんな人、どんな人生なのだろう。
「お茶しようか」「マラガ港に行く?」
日の入りが、日本より2時間半遅いスペイン。夜8時半まで明るいので、果てしなく遊んでいられる〜。港をぶらぶらしていると、すばらしいテラス席を発見。
「海を眺めながら、お茶&クレープ」
これっしょ〜。久しぶりに見る海。目に映すだけで、エネルギーが流れ込んでくる。カルメン、楽しい1日をムーチャス・グラシアス!さっそく来週も会う約束を。マラガレポートは明日に続く。
日本も暖かな日が続いているようですね。みなさま、すてきな1日を。