ピアニストへの道、始まる!

今日から始まる新企画は「ピアニストへの道~べラ奮闘記」!
じゃじゃーん。そう、今度は「べラがピアニストになる!」っていう話です。

わたしが「1年でピアノ弾けるようになる!」って決めてから
べラは妙に落ち着きがなく、ついに重い口をあけた。
「僕も来年、日本で弾けるようにピアノ練習しようかな」
「ほんと?」
「はい」
「舞台の上で、『楽器交換して弾く』って、楽しそうだよね~!」

うきうきしながら言うと、はにかみながらべラ、思いがけないことを言い出した。
「実は僕、ピアノはちょっと弾けます・・・」
って、知らなかった。ほんと?
どこがドレミか知ってるの?
「はい・・・」
「じゃ、弾いてみてよ」

その演奏風景を、今日は「動画」で紹介します。
いきなり、スタートから差がついちゃったけど、ま、いーか。
「毎月、動画にして経過を発表していこうよ!だんだん上手になっていく、みたいな」
「いーよ」

公言でもしないと、1年で弾けるようになりそうもない。
こうなれば有言実行だ!
「どんなに下手でも、来年はお客さんの前で弾くんだからね!」
「ってことは、スペインでも夏くらいから弾き始めないとだめだよね、お客さんの前で」
「夏、って、もう6ヶ月しかないじゃん・・・」
「もも、早くどこにドレミがあるかおぼえてね、レッスン始められないから」

くくーっ。なんとかせねば。
とりあえず日本に行って、帰ってきたらさっそく特訓だ。
「特訓・・・・」
その言葉をつぶやいた瞬間、体の中を熱いものがかけめぐった。

小学校から大学まで「体育系」だったわたしは
「特訓」と聞くだけで、恍惚状態に入ってしまう。
100本ノック、腕立て伏せ100回、校庭を20周、ダッシュ50本、腹筋80回・・・
何でもいいが、とにかく区切れのいい数字に「苦行」をくっつければよい。
「ああ・・・バイオリン100本ノック」

きっとすっごく大変なんだろう。
マラガの40度の猛暑の中、意識もうろうとしながら弾くのだ。
うちの前の浜辺を散歩しながら、弾いてもいいな。
あっ、ピアノ教室の子どもたちといっしょに弾いて練習しちゃおっと。
なんだか楽しくなったきた。
「早くわたしのバイオリンに名前をつけなくちゃ!」

100里の道も一歩から。
来年の日本公演めざして、がんばります。

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