丘の上にたたずむ白い村、
「イスナハール」に到着。
まずは村の頂上にある
古城をめざす!
「村人がガイドをしてくれる」
といううわさは本当でした!
この村の歴史などを伺いながら
古城を約30分で回ります。
この日の観光客は・・・
そう、私たちだけ。
こんなすてきな村が
ほったらかしにされてる(笑)
さすが、アンダルシア。
8世紀以降、イスラムの支配の
下に置かれたスペイン、
その中心地のアンダルシアに
は随所にアラビア起源の名前
が刻まれています。
「イスナハール(Iznajar)」も
起源をたどればアラビア語の
「Hisn-Ashar」。「歓びの城」と
いう意味だそう(ガイド言)。
そう、この城のご主人様は
アラビア人だったのだ。
ははぁ~。壮大な歴史絵巻。
さて、ベラは城内に置かれた
「武器」たちに興味深々。
もちろん、野ざらし(笑)。
この村は、かつてはぐるりと
城壁に囲まれていたそう。
さて、城内には塔、中庭、地下道を始め、
小さな展示室、ビデオ上映室まであり、
個人ガイドつきで入場料「2ユーロ」は
とってもお得。今日の私たちの唯一の
出費。このあと、村を散策したあと、
お昼はダム湖畔でピクニックの予定。
イスナハールの白い家並みが、
切り取ったように浮かび上がる。
この「光と影」のコントラストこそ
アンダルシアの風景。
雲ひとつない青空。
イスナハールの住宅街。
見事にみんな白壁でしょう!
だから「白い村」。
遠くからでもよく見える~。
眼下に広がるダム湖。
アンダルシア地方で一番
大きいらしい。
知らなかった・・・
石の文化。
アジアの木の文化とは
まるで異なる堅牢さ。
このイスナハール村、
実は、コルドバ県にある。
コルドバ最南端の村。
マラガ県から来ると一瞬、
グラナダ県に入って
すぐにコルドバ県になる。
マラガ県、グラナダ県、
3つの県が出会う場所。
不思議なエネルギーを感じる。
視界のすみに、いつも映る青い湖。
このダム湖、実は1979年にできたばかり。
その前は、プリエゴ川とヘニル川に
村はぐるりと囲まれていたそうな。
展示室ではその模型まで見られます!
ベラの隣に、「玉」があるのが見えますか。
これまた、野ざらし。
しかし、古城を貸し切り見学とは贅沢!
この日、ガイドをしてくれた「ルシア」は
この村で生まれ育った女性。
黒髪で生き生きとした眼が美しい。
「ももー、撮って~」
ベラの声で振り向くと
なんとアラビア人の護衛が!
「こっちにはお姫様もいるよー」
こじんまりとしているが
景色よし、撮影ポイント多し。
まさに穴場の週末スポット。
マラガから車で1時間15分。
ぜひ、訪れてみてください。
(イスナハール村・3に続く)