マラガから東へ45km、ネルハはその美しい【コスタ(海岸)】で知られる地中海の町。
2で紹介したフリヒリアナ村へ行くバスの発着となる町でもある。
ネルハに着いたら、まず「バルコン・デ・エウロパ」をめざそう。
ここがネルハのへそ。地中海に突き出るようにバルコン(バルコニー)が設けられ
すばらしい眺め。その脇はもうすぐ【プラジャ(ビーチ)】なので水着を忘れずに!
見るだけで泳ぎたくなる入り江が、ネルハ以東にはいくつもある。
ネルハは村でなく町、それも徹底して観光化されているので、見渡すかぎり
そこらじゅうがお土産屋とレストランである。風情はないが英語も通じ便利。
このネルハの教会で、わたしたちは結婚式のためによく弾きます。
★もっとネルハの写真が見たければgoogle に「imagen de nerja malaga」と入れてね!
★旅用語解説
【コスタ】海岸のこと。マラガ一帯は「コスタ・デル・ソル(太陽海岸)」と呼ばれている。
【プラジャ】ビーチのこと。「ラ」を強く「裏じゃ~!」の要領で。
昨日、『ネルハ』から車で5分の、おとなりの村『マロ』に
結婚式の仕事で、行ってきました。
教会には『冷暖房』がないので、基本的に、夏あつく、冬さむい。
小さな教会に80名近くが、ぎゅうぎゅう詰めになって
汗をだらだらた垂らしながら、ひたすら花嫁を待つ・・・それも正装で。
って、もう、修行に近い。
『アバニコ(扇子)』でいくらパタパタやっても、
もあ~ん、とした40度近い空気の中では、ドライヤーの風・・・
「暑い・・・」
結婚式なので、あからさまに『だらけた顔』もできず、
仏僧のように、微笑みをたたえながら
息苦しさで、気を失いそうでした。
マラガでの結婚式用正装って具体的にはどういう服装になるのかな?
ヘアメイクの仕事で、この春、ブラックスーツを着たことを、ふと、思い出しました。ホテル関連の仕事の場合、ブラックスーツ&白いブラウス&パンプスが基本なんだけど、とてつもなく暑いマラガでもそうだとしたら、熱中症になりそう。
マラガの正装も、基本的には日本と変わりません。が、
夏だと女性は、思い切って肩や背中を「ど~ん」と露出する
タイプのドレスを着ますね。と~っても大胆。
太っていようが、しみがあろうが、本人も周りも、誰も気にしません。
のびのびとおおらかに、すっごい派手なドレスを着ています。
教会の中、写真とりまくって、とってもうれしそ~。
日本との一番のちがいは、なんといっても「色の鮮やかさ」でしょう!
ピンク、緑、金、オレンジ・・・まるで、チベット僧院のような華やかさ。
わたしたち裏方は、基本的に「黒」です。
ホテルの演奏のときはまったく別。
それぞれのホテルの打ち出している『方向性』に合わせて
「黒」「白」「色もの」「エキゾチック」など、
はっきり指定されます。一度
「遠くからでも見えるように」という指示がありましたが
どうしていいかわからず、
とりあえず「キラキラした服」を、着て行きました。
なるほど。裏方さんはやっぱり基本黒なんですね。ふむふむ。ドレス選びが派手ってのは、女性としてはうらやましい。日本だとどうしても「年相応」って言葉でなかなか着られないので。
しかし、,゜.:。+゜キラキラ,゜.:。+゜した服ってのもすごいなぁ。
うわぁ~っ、キラキラしてるっ!
これはもう『絵文字』でなく、『効果』ですね。
ありがとうございました。
クロ隊長に言われて、気づきましたが
マラガ人に『年相応』という概念は、そもそもありませんねぇ。
『人生、楽しむもの!』そのために『他人の目を気にしてられるか』
というのが、正直なところでしょう。
50,60歳になってもビキニ、大胆な色鮮やかなドレスを身につけ、
誰にも、何にも言われない、おおらかなマラガ。
きれいに着飾っている、年配の女性を見かけたら、
「おお~っ、グアパ!(美人)」
と、声をかけてあげましょう。とびっきりの笑顔で
「グラシアス(ありがとう)!」
と、かえってくるはず。
見ている方も、うれしくなる『自画自賛』ぶりです。