マラガから西へ130km、山深いロンダはかつて【山賊の里】として恐れられていた
一帯である。まず地形的に他の町とは一線を画している。ロンダの町はテーブルマウンテン
のような岩山の上に広がった、中空の町。辺りは見渡すかぎり岩山、深い谷、丘陵が広がり、
山岳ムード満点。さらにその山々の影にひっそりと、知る人ぞ知る洞窟がいくつもある・・・
これだけで行きたくなるってもんだ。ねぇ。
ロンダは大きな町で【パラドール】もあるが、観光地区は【カスコ・アンティグオ】と
よばれる旧市街に集中している。この旧市街と新市街を結ぶ「橋」がロンダのへそ。
ここから眺めるv字に刻まれた谷底、断崖絶壁の岩肌がロンダのランドマーク。
さて、せっかく山賊の里に来たのだから【ムセオ・デ・バンドレロ(山賊博物館)】へ
行ってみましょう。19世紀に活躍した山賊たちの暮らしぶりが紹介されていて興味深い。
ロンダ周辺の洞窟は12で紹介します。
★もっとロンダの写真がみたければgoogleに「 imagen de ronda malaga」と入れてね!
★旅用語解説
【山賊の里】山賊のことを「バンドレロ」といいます。ちなみに「女性を口説くのが上手な男」のことを「バンドレーロだなぁ・・・」みたいにも言います。
【パラドール】スペイン各地にある修道院や古城を改装したホテル。
【カスコ・アンティグオ】基本的にスペイン中、観光地区はこの旧市街にある。
【ムセオ・イストリコ・ポプラル・デ・バンドレロ】博物館の正式名称はこれ。でも、みなさんはとても言えないと思うので上記で十分です。ちなみに「ムセオ」は博物館。