スペインの夏

スペインに夏が来た。
って、もう5月からマドリッドやセビージャは30~35度を記録しているのだが、
いちおう我が家では『扇風機・使い始め』をもって、『夏』とすることにしている。
これから日本は梅雨なのでしょうが、マラガではいよいよ『3ヶ月雨なし』が始まる。
気温は上りっぱなし、一雨がないから9月まで下がりようがない。
空気はからからに乾き、唇や肌はかぴかぴ。いたいよ~。
唾液まですぐになくなるので、一日中何かを飲んでいなくてはならない。
水はもちろん、ビールも飲んだとたん、あれっ、って瞬間乾燥。
酔いが回る暇もないぞ~。
こんなマラガの夏の過ごし方は、①海②シエスタ(お昼ね)③フェリア(お祭り)
このどれか、ってことじゃなく、順番です。念のため。
この間に『ビール一杯』『魚介類レストランで昼食』『アイスクリーム屋へちょっくら』
などを入れ、アクセントをつける。って、食べて遊んでるだけじゃん。
そう言うなかれ、
40度にもなる8月、どんな『知的作業』をしろと言うのか。
あっ、今思い出しましたが、大切な夏の行き先がありました。
『ショッピングセンター』
マラガで唯一、一日中冷房が効いている!マラガ人の聖地。
わたしたちも買い物のふりして、ときどき『涼み』に行きます。はあ~。

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「スペインの夏」への2件のフィードバック

  1. 第10話の「テラル」の話を読んで「ほぉぉぉぉ」と思ったのですが、スペインの夏って、なかなか過酷ですね。名古屋の湿気を分けてあげたい。

  2. 『名古屋の湿気』のこと、すっかり忘れておりました。
    そうでしたねぇ、暑かったなぁ。6年だけど、住んでおりましたので。

    数年前、一度だけ『夏』に日本へ帰国しましたが、そのときは驚きました。
    中部国際空港から、バス乗り場に向かうあいだ、
    「なんか、変・・・」

    「何か大変なことが起こっている」
    と『体』は言ってくるのだが、、それが何かわからない。
    まわりを見ても、人々はふつうに歩いているし・・・・
    そこまできて、はっとした。

    「湿気だぁ!」

    日本ではあたりまえの湿気、わたしの体にはそのとき、
    『もうもう』と立ち上る、湯気か蜃気楼のように感じられた。
    「こんな湯気の中で、生活してたんだ・・・」

    湿気の再体験。ニッポン再発見。

    こりぁ、スペイン人。日本・初上陸の際はびっくりするだろうなぁ。
    空港、降りたとたん『湿気の初体験』って、いいかも。

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