今日はいよいよ「犬山観光」。天気は抜群、秋晴れのぽかぽか陽気だったが、歩き出してすぐべラが腰痛を訴える(去年の11月23日のことを書いています)
昨日の「豊川稲荷観光」は、考えに考え抜かれた「300メートル限定コース」だったが、今日も地図とにらめっこしながら、犬山城に続くメインロード300メートルを、一日かけて歩くことに決定。
11月23日だけあり、犬山城周辺はすごい人ごみ。ランチの行列など、軽く1時間待ちであろう。「べラを連れていったいどうしたら」と慌てふためいていると、伊藤さん&中岡さんが「座れる場所、見つけたよ~!こっちこっち」
民家を無料休憩場にしてくださっているお宅を発見(写真左)!ありがとうございました。べラを縁側に座らせておいて、お昼の調達に出かける。
長~い列を耐えしのんで「五平餅」や「豚まん」「お茶のペットボトル」などを調達。焼きたての五平餅、おいしかったなぁ~。
「抹茶」に興味を抱いたべラ。「あれ、もしかしてセレモニア・デ・テ(茶道)の?」「そう」「飲んでみたい」民家のお母さんがたててくださった抹茶を、うれしそうに受け取る。「苦いですよ」それを伝えると「そうかな?おいしいよ」「よかったー」「でも少しだね、おかわりっ!」抹茶をおかわりする人なんて、いるのか。コーヒーじゃないんだから。
ランチの後は、犬山城に向かって、ゆっくりと歩く。10メートルごとに立ち止まり、あるもの何にでも座るので、全然進まないぞー。そのとき、べラが勢いよく立ち上がり、前方に向かって速足で歩き始めた。いったい、何が。
「サムライだ!」腰の痛みも忘れ、急に元気になるべラ。「いっしょに写真を撮ってもらうようにお願いして」と、真剣な顔で訴える。
「はぁ、スペインからねぇ、遠いところをよく来たねぇ」
衣装に身を包んだおじさまたちは、とてもやさしく、そして魅力的であった。「せっかくだから、かぶとをかぶってみるかね」大感激のべラ。わたしは、日本刀を持たせてもらったが、重いのなんの。「握り方が、なっとらんねぇ」「すみません」
チップをべラが渡そうとすると「いやー、いりません。楽しんでもらえればそれで十分です」それを訳すと、さらにべラは感激。「心もサムライだ・・・」
腰の痛みも忘れ、「ここまで来てよかった」を
何度もくりかえすべラであった。
(あすにつづく)