昨日の続き。「犬山観光・300メートル限定コース」を、満喫中の私たち。お付き合いいただいているのは、伊藤さん&中岡さん。
通りに「甲冑店」を見つけ、吸い込まれていくべラ。こういう時だけ、腰の痛みを忘れるらしい。
「写真を撮ってもいいですか」「よくスペインから来たねぇ」「せっかくだから、冑をかぶってみるかね」「お願いします!」
お忙しいところ、お店のおじさまたちが、着つけてくださる。お世話になりまして、本当にありがとうございました。
日本刀まで、持たせていただけるらしい。べラ、至福のひととき。
すばらしいニッポンの文化を堪能中。どことなく表情もひきしまって見える。
「ももー、写真、かっこよく撮ってよ!」ふむふむ、なかなか様になっているような。気のせいか、目つきがなんとなく、いつもとちがう。
写真を撮るごとに、目が細くなっていくような気が・・・
「表に出てもいいですか」「表の人に気をつけてね」
秋晴れの犬山で、ニッポンの国旗といっしょに、はい、ポーズ。
「危ないから、振り回さないでよー」「今すごく、いい気分です~」
通りすがりの観光客の笑いを誘っているのも気にならないほど、悦に入るべラ。
これを見る限り、腰が痛くて10メートルも歩けないとは思えない。
伊藤さん、中岡さんが、根気よく写真係になってくださる。おかげで、私の写真もこうして存在するのだ(涙)
しかし、日本刀って重いなぁ。ふらふらで、私の腕では何も切れそうにない。
お次は「からくり人形博物館」へ。人形の展示に加え、なんと実演まで!
人形の細かな動きが、その何十という糸を操る手から生まれることに、感動~。すごいー。
舞台の下で、どんな職人芸が行われているのかがよくわかり、とてもおもしろかった。
べラの希望で、ニッポン文化に触れられる小旅行を、一泊二日で計画したのだったが、私まで気分はすっかり外国人観光客。
昨日の豊川稲荷から「おおーっ」「ほおぉ」「わぁ」って、うなってばかり。「ピカソの生家より、全然いいよ」ってべラ、どういう基準なんだ。
最後はからくり人形の「体験コーナ」で、実際に人形を動かしてみる。思ったより難しいー。
犬山観光も、昨日に引き続き「300メートル限定コース」だったけど、すばらしい体験がいっぱいの充実した一日だった。
「小腹がすいたねぇ」、「おやつにしようか」
そろそろ日も傾いてきた。犬山城まで登るのは無理なので、登り口に並ぶ屋台で、一休みすることにした。
(明日につづく)