6月21日は、夏至。
『一年で昼の長さがもっとも長い日』と、言いますが
西の果てにあるスペインでは、なかなか『太陽が沈まない』ので、
一日が、すっごく長く感じられます。
どれくらいって、日本の『日の入り』は、7時くらいと思いますが
スペインはなんと、夜の9時40分!
すごいでしょう。
だから夜10時すぎまで、小学生がそこいらを駆けずり回っている。
まっ、明るいからねぇ。
さて、6月23日は、スペインでは『サン・ファンの日』。
『サン』は『聖』の意。『フアン』は人名。
つまり『聖人フアンの日』ですね。
日本語訳すると『聖ヨハネ』になるらしい、って、ほんとですか?
ファンとヨハネ・・・ちがいすぎる、いつもながら。
この夜、子供たちは爆竹を投げまくり、マラガ人は浜辺に全員集合!
火をたいたり、海に入ったり、飲んだり食べたり・・・
一見すると、宗教色はありません。
みんな夜の1時2時まで、家族友人集まってわいわいやってるので、
海に近い家はうるさくて眠れませんが、それで文句を言う人もなし。
わたしたちはこの時期、だいたいホテルで演奏してるので、
ここ数年、出かけたことがありません。
でも、すごい爆竹の連続で、家に帰るとオウムがすっかり怯えて
台所の端とか、タンスの上とかに、固まってます。