先日、バナナを食べようと輪切りにし、はちみつ&生クリーム、さらにクルミを乗せてみた。見た目は「パフェ」なので食欲をそそる。まずは一口。
「・・・・・・」
なぜだろう。不思議な味がする。もう一口。今度は目をと閉じて、じっくりと舌の上で味わってみる。まるで究極の美食家のよう。バナナと生クリームの向こうから、ほんのり漂ってくるスパイシーな風味。これはいったい。
「あぁあっ」
その時になり、バナナを切る前に、同じ包丁で昼食の準備をしていたことを思い出した。そして包丁を洗わなかったことも。
「そーかぁ」
隠し味の正体は「にんにく」であった。バナナ&生クリームはデザートだが、そこに隠し味としてにんにくが加わると「食事」になってしまうのだった。感覚として。
不思議な食べ物になってしまったが、ま、胃に入ってしまえば同じなので、「健康一番!」とつぶやきながら食べ終えた。