オンライショップとは

CIMG1779 CIMG1790 CIMG1781 今年に入り
クロ隊長のご指導のもと
「オンラインショップ」の
立ち上げに全力投球。

それはいいのだが
クロ隊長とメールで
打合せを進めるうち
どうも話が
かみあわなってきた。

それに気づいたのは
もちろん私でなく
クロ隊長で
「通販のことわかって
いますか」
というような内容の
メールがある日
届けられた。

「通販?それと私と
どんな関係が?」
と思いながら
「通販は生まれて一度も
したことありませんが」
と答えると
「やっぱり・・・」
と、しばし呆然とする
ような空気が
メールの行間から漂った。

そしてクロ隊長は恐る恐る
「もしかして、オンラインショップの意味が
わかっていないのでは・・・」
というようなメールを送って下さり
「オンラインショップとは、イコール通販である」
という素朴な、しかし一番大切な出発点を
私にご教授してくださったのであった。

なんと。
「オンラインショップとは、イコール通販である」
そんな一番基本的なことを
私はまったく理解していなかった。

「ショップ」というからイコール
「お店」という認識しかなく
「通販、つまり商品を発注され、入金を確認し、
納品書を作り、商品を包装し、梱包して発送する・・」
という一番大切な作業の存在が
私の頭からまったく
抜け落ちていたのであった。

しばし自分でもあきれ、呆然となったものの
今度は急に不安になってきた。
「やややー、そんなことを私が。
 本当にできるんだろうか」

するとクロ隊長は、明るい調子で言い切ってくださった。
「ではさっそく、商品発送の練習をしましょう!
 私をお客さんだと思って送ってみてください」
「・・・・・」

何事も訓練。
そう、これは体育系時代の
腕立て伏せや腹筋、
100本ノックと同じなのだ。

「できるのか」
それは問うべき問題でなく
黙ってやりゃあ、いいのである。

私は自分の「絵」を改めて眺め
一つ一つていねいに
ブックマットを作り
包装をしながら初めて
「作品」を「商品」にするという
ことを知った。

「値段をつけてください」
とクロ隊長に言われ
私の中で、何かが変わった。

「商品」。
それは、プロとしての責任や
作品の完成度、
アーティストとしてのアイデンティティや自信
さまざまなものが含まれる。

そう。
「女に生まれるのでなく、女になる」
プロとは、なっていくものなのだ。
くり返し、何度でも立ち向かうことで。

初めての商品梱包を終え
私はピアニストになったばかりの
頃を思い出していた。
履歴書に書くことひとつ
なかったあの頃。

音楽屋のプロに
私はなっていった。
毎日、少しずつ。
「ややや」「うわぁあ」
「どうしてこんなことに・・・」
の連続だったけれど
「音楽屋の道に立っている」
そのことがうれしかった。

大切なのは道を歩いていること!
たとえドタバタでも(笑)

作品を商品にする。
その瞬間、私は
「ふわりん道」を
歩き出したのだ、と思う。

(あさってに続く)

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「オンライショップとは」への2件のフィードバック

  1. (>人<;)
    オンラインショップを始めるなんて、ももちゃん凄いなと思ってましたが、、ありゃありゃ。ショップを実行することには、私と同じ素人レベルだったのね。

    注文が来て、同じ絵が何度も描けるなんて凄い、さすがプロって思ってます。
    注文が複数口来たりするかもよ。
    うひょ〜なんて嬉しい悲鳴聞ける気がする。(≧∇≦)

    でも、ももちゃんは経験と試行が力になるタイプだから大丈夫だよ。
    ^_−☆

  2. 同じ絵が何度も描ける…のかな(笑)
    どうなるかわからない、それが人生~。るるるー。

    今日はマラガ、夏日で31度まで上がりました。
    暑くてふらふらしながらコラージュ作ってましたが
    冷房なしで「紙細工に集中」するのは大変。
    扇風機かけると、紙きれがとんでいっちゃうし(笑)

    この先、どうなるんだろう。

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