もっともである。
が、私の場合
精神力が肉体を
はるかに上回っている。
つまり私の肉体は
私の精神の
奴隷なのである。
精神が
「倒れないでよ、今
忙しいんだから」
と命令する。
「はい」
と、控えめな肉体。
「時差になっちゃ
だめなんだからね」
「はい」
何でも言うことを聞く。素直なのだ。
「新年の仕事始めなんだから
風邪ひいちゃだめよ」
「はい」
けなげだ。可憐である。
「水問題が解決するまで・・・」
「書類の手続きが終わるまで・・・」
「誕生日が終わるまで・・・」
無理な注文は続く。
キリがない。
これまで「はい」と
つつましくうなづいていた肉体が
突然ぶち切れる。
「もうこれ以上、できませんっ!
ゴホゴホゴホッ」
そんな結果だった気がする。
今回の風邪は。
これまで耐えてきた肉体の
けなげな訴えだったのだ。
そのうえ3日前からいきなり
今まで起こったこともないほどの
「腰痛」に見舞われた。
ベッドから起きようとして
「うわぁあっ」
起き上がれない。
寝返りが、打てない。
体を横向きにして膝を丸め
なんとかベッドから起き上がる。
ソファにはもちろん座れないので
固いイスにちょこんと座る。
まっすぐの姿勢なら
比較的だいじょうぶなのだが
体の重心をくずすような動きはすべてダメ。
で、仕方なくよろよろと
非常にゆっくりとしたスピードで
家の中を歩いている。
体の角度によっては「激痛」が走るので
動きもおそるおそる。
風邪は治りそうだが
腰痛は?
動けないので
ゴミも捨てに行けない。
電話が鳴っても立ち上がるのに
20秒くらいかかるので
間に合わない。
買い物や銀行などを考えると
なんとしても今週中に
外歩きができるようにならねば、と思う。
で、肉体をやっと
振り返ったわけである。
許しておくれ。
これまで耳を傾けず
無理を重ねて。
それを誕生日に教えてくれて
ありがとう。
これからはもっと肉体の声に
耳を傾けるようにしよう。
精神、聞いてるか?
つっぱしってると疲労の発信をキャッチできないのよね。
私も昔はそうでした。よく倒れた(笑)。
腰痛は大丈夫かしら?お大事に。
つっぱしってたのかぁ(笑)
これまではストップをかけてくれるベラがいたけど
これからは自分でコントロールしないと!
体を痛めて、学ぶ。