8月30日の夜、マラガに山火事が発生しました。
マルベージャからオヘン、モンダ、コイン、ミハスに渡る
大規模な山火事で、多くの住民が避難、
残念なことに、火事の被害で亡くなられる方も出ました。
スペインでは、ここのところ『山火事』のニュースが非常に多く
問題となっています。
毎週にように、
山林を飲み込む、猛火の映像が報道され
そのほとんどが『人の手』によるものであることに
戦慄させられます。
山火事報道を見るたび、わたしが思うのは
そこに潜んだ『病んだ心』です。
病んだ現代社会、価値観の崩壊の中で育つ病気の芽。
それに追い討ちをかける不況。
9月1日より、いよいよ税金が21%に引き上げられました。
わたしたちの乗っているディーゼル車のオイルも
9月第一週に、スペイン史上最高値の1,49ユーロを記録!
ガソリンはもっと、高い。
さらに、バルセロナの刑務所では
不況を理由に『軽食』のカット。
うちのピアノ教室に来る生徒が、困っていました。
「学校の図書館、開いてるのが火曜日と水曜日の、
それぞれ午前中、2時間だけ。これじゃ、使えないよ!」
その中で、政治家は、わずか7年で年金暮らし。
乗ってる車だって、ガソリン代は公費、
国民の税金で払われているので
自分の腹は痛くない。
そういった中で、うなぎのぼりで発生し続ける、山火事。
関係ないと、言い切れるでしょうか。