おとついの続き。
クロ隊長に
「私をお客さんだと思って
商品を送ってください！」
とレクチャーを受けさっそく
「商品発送」の練習が
スタート。
作品4点をていねいに梱包し
我らがエル・パロ地区の
郵便局へ向かう。
歩きながらも
いつになく緊張。
まず郵便局で発送用の袋を購入。
そこに宛名書きをしながら
どきどきしてくる。
「あぁ、どうか無事
クロ隊長のもとに届きますように！」
「通販」とは
こんな祈るような気持ちに
なるものだったのだ。
この48年というもの
「一度も通販を利用したことがなかった」
ことに改めて驚きながら
郵便局の窓口のおじさんに
追跡コード付きの書類を作ってもらう。
「ふつうは一、二週間だね」
と言われたので
家へ帰って発送日に○をつけ
聖台に手を合わす。
お水とお供えのオレンジ、
お線香もいっしょに。
「どうか無事、届きますように！」
写真の中で
べラと母がいっしょに
腕を組んで笑っている。
豊橋のレストランの前で。
「オンラインショップができました！」
私はその第一歩を報告し
「どうか見守っていてください」
と、二人にお願いした。
そして約一週間後
「商品が無事、着きました！」
というメールが
クロ隊長から送られてきた。
その瞬間、なんとも言えない
感動と安心感で思わず
涙が出そうになった。
梱包の仕方、商品の仕上がりなど
クロ隊長から細かいチェックが入り
「今回は１２０点です！」
というお褒めの言葉が（涙）
うれし・・・
まだまだやることいっぱい。
課題は山積みではあるが
まず「最初の一歩」は
無事、踏み出せた。
私は再び
聖台に向かって手を合わせ
二人に感謝した。
そして
この絵を見ることのなかった
ベラと母のことを思って
また少し、泣いた。
