7.猛暑の中、名古屋めぐり

昨日の続き。
（7月のことを書いています）

今日から名古屋に4連泊。
スケジュールは毎日びっしり。
と言っても、展示会の準備やブログの打合せが中心で
その合間にお待ちかねの文房具の購入や
再会を祝ってのお食事会もあり！
オ～レ！

さて、専門学校を後にし
まずクロ隊長と向かったのは名古屋の栄方面。
そう、これから私の人生を変えようとしている
「i pod 」を購入に行く。らしい。

語尾がちょっと弱々しいのは
これから自分が買おうとしている物が
「どんな物なのか」わかっておらず
さらに一万円以上するという・・・
これはドキドキするでしょう!

さて、クロ隊長はその不思議な
異様にすっきりとしたお店の中へ吸い込まれて行った。
私も後に続く。
が、はっきり言って店内の展示物（商品）を見ても
何を売っているのかわからないのだ。

スマートフォンなのか、携帯なのか、小さなパソコンなのか。
ただ小さな器械がぽつん、ぽつんと
ミュージアムのように展示されており
店内は異様にすっきりしている。

クロ隊長は迷うことなくまっすぐに進んで行った。
「これ！」
指さされた器械は、見るからに小さい。
「これなのか・・・i podとは」
なにしろカタログさえ見たこともないのだから
確認のしようがない。
見た目はスマートフォン。

よくよく見れば、その小さな機械たちは
一つ一つ大切に
お姫さまのようにケースに入れられている。

「好きな色を選んでねー」
と、クロ隊長は軽くおっしゃるが
これで何をしようとしているのか。
それもわからぬまま、色を選ぶ。
人生とは、不思議だ。

5,6色あったようだったが、迷わずピンクを選んだ。
お姫様にはピンクがふさわしい。
わずか5分で買い物は終了。
「はい、お待たせいたしましたー」
お兄さんから手渡された紙袋の中で
「i pod」が揺れている。
お姫様は、かわいいのう。

使いこなせるかどうかはおいといて
「何かを成し遂げた」という気には、なる。
何なのかは、わからないけど。

その勢いで地下鉄を乗り換え、クロ隊長の案内で
「紙の温度」という紙の専門店へ向かった。
一歩、お店に足を踏み入れてびっくり。その品揃えたるや！
マラガから来ると、何か信じられないものを見ている気がする。
何より、こんなに紙を買う人がいることに驚かされる。

さて、30分ほど紙に囲まれて至福の時を過ごし
いくらかの紙と共に
「絵合わせをするはまぐり」を購入！

紙はくるくると丸められたが
はまぐり二つは、先ほど頂いたi podの紙袋へ。
「おぉお～っ」
なんだか不思議な顔合わせ。
i podと、はまぐり。
新旧が、いっしょに顔をそろえて。

それから「熱田神宮」を散策し
クロ隊長のメイクアップ教室のある
車道の「トゥージュール」さんへ戻って来た。
「あつーっ」

今日、何度私たちはその言葉を口にしたことか。
気温もさることながら、問題は湿度だ。
名古屋の湿気は、ただものではない。
世界に通用する湿気。
名古屋のみなさん、自信を持ってください。

「トゥージュール」さんでクーラーに吹かれながら
7月10日の展示会の打合せ。
極楽じゃ～。このまま気を失ってしまいたい。
が、やることは山のよう。
まず、i pod　を箱から出す。
お姫様なので、ドキドキするなぁ。

クロ隊長が辛抱強く「i podの使い方」を
レクチャーしてくださるが
なにしろ相手（私）はロビンソンクルーソー。
反応が鈍い。あるいは、ない。
「何を質問していいか」さえ、わからないので
虚ろな表情でi podを手の平で転がすばかり。
これでは、猿と同じだ。

いつだったか、ブログの立ち上げ人である大野さんが
私に文字入力の仕方を教え込もうとして
あまりの呑み込みの悪さに
沈黙していらっしゃったことがあったが
「猿みたいで、すみません」
と謝ると
「いっそ猿だったら、よかったのに」
とつぶやかれたことがあった。
今もそれは「世紀の名言」として
私の胸の奥にそっとしまってある。
その時のことを思い出させる本日の打合せであった。

クロ隊長はさらにfacebookのアカウントを取るべく
手際よくキーをはじきながら作業を進めてくださる。
が、いくらクロ隊長が超テクニック早業師でも
私のところで一気にもたつくので
あっというまに4時間が過ぎてしまった。

「うわー、もう夜だ」
長い長い一日が、終わろうとしている。
今日はここまで。仕事を終えた後藤KKと
待ち合わせをしフランス料理店へ。
「乾杯～！」

お上品な料理に舌鼓し、至福の時。
の、はずであったが・・・

クロ隊長、後藤KK、おつきあい本当にありがとうございました。
（この時の様子は、7月20日の後藤KKによる投稿で
　詳しく書かれていますので、そちらをご覧くださいませ）