昨日の続き。
豊橋の我が家へ無事、到着。
やれやれ。思わずため息。
体に巻きつけた「作品群」から、やっと解放される。
鏡に映った自分の姿は、かなりくたびれていた。
が、勇ましさも若干、漂ってはいた。落ち武者的な。
バッグは肩に「斜め掛けダブル」。
「長筒を背負い」
開いた手には「スーツケース20キロ」。
まるで武者修行である。
額から滝のようにしたたらせながら
「もうこんなに描くのはやめよう」
と、真剣に思った。
お刺身も天ぷらもぺろりと平らげたが
あまりの暑さ、いや湿気のせいで
どうにも頭がぼんやりしている。
自分で言うのも何だが
リアクションが非常に、遅い。
気持ち的には、日本帰国でうれしいのだが
頭が「金魚鉢の中にいる」感覚なのである。
「長旅、お疲れさん」
と、父はねぎらってくれるが
これはけして「時差」のせいではない。
「湿度」である。
この際はっきりさせておきたい。
「湿度」ごときで、このブログのスペースおよび
読んで下さるみなさんの時間を頂戴するのも恐縮なのだが
これは今回のニッポン滞在の大切なポイントなので
ぜひ行を割かせていただきたい。
マラガは今(これを書いているリアルタイム)
気温36度、湿度25%である。
そう、テラル真っ最中!それも3日連続。
これはどういうことかと言うと
汗は瞬間乾燥。肌はカラカラに乾ききって紙のよう。
シャワーを浴びても、5分で完全乾燥。
だから体を拭く必要は、ない。
床に落ちた水だって、すぐに蒸発。
濡れた髪もしかり。こちらは15分ほど。
という「砂漠状態」を、意味する。
それで今、どうやって
この暑さ&乾燥に耐えているかというと
「洗い髪はそのままで」
「綿のランニングをびっしょりと濡らし」
「それを絞らず身に着け」
「扇風機をかけて」
ブログを書いているのである。
ちなみにこの「涼」の取り方は原始的ではあるが
乾燥した気候の中では非常に効果がある。
ただこれを、ニッポンでやってはいけない。
水地獄になってしまう。
で、話を戻すと
「乾燥」にはエクスパートな私も
「湿気」の前には、完全な初心者。
自分の置かれた状況がわかっていないので
何をどうしたら涼しくなるのか
まるでわからないのである。
そうだ。
とりあえず、扇風機だ。
よろよろと扇風機に近づく。
が、ニッポンの扇風機は、やたらボタンが多い。
これはトイレもしかり、なのだが
慣れないボタン操作に時間がかかり
次第に意識が遠くなっていく。
きっと風の強さや種類など選べるよう配慮され
「賢く」できているのだろうが
この際「風の向きや強さ」などどうでもよく
「かかってくれ~」
と、うめきながらボタンを押しまくる。
やっと、動き出してくれた時には
すでに1リットルくらい汗をかいた後。
ニッポン上陸初日から、そんな具合だったので
「名古屋行き」を考えると、とたん不安になってきた。
「名古屋の湿気は、きっともっとすごいのにちがいない」
それも、この「作品群」を体に巻き付けて。
考えると気を失いそうになったので
「ビールを飲もう!」
と、気を取り直し、冷蔵庫を開ける。
が、父はビールを飲む生活をしていなかったので
冷たい飲み物は、牛乳とポン酢しかなかった。
(明日につづく)
昨夜はマラガ、熱風テラルの中にあり
午後からどんどん気温が上がっていく。
夜の9時で37度。夜中の12時で35度。
ドライヤーの風の中にいるみたいでした。
窓も開けられないし(家の中の空気の方がまだ涼しい。
って、31度なんだけど)
どうせ眠れないので夜中の3時すぎまで
「濡れたランニング&濡れ髪&アイスノン巻き付け」
のスタイルで、扇風機を浴びながら
資料の整理をしていました。
マラガ乾燥すごいんですね。
東京でイベントやるときは
ぜひ行きたいと思うね・・・・
年末はバリ行きたいなと思っています。
マラガも考えたけどね・・・・
3日間、マラガに居座っていたテラルが
朝方やっと去り、ただいま28度。
それはいいが、昨日から一転して湿度65%。
もう、ふらふら~。
今日までは夏休みなのでまだいいけど
明日から仕事始めなので、服を着ないと(笑)
牛乳とポン酢のくだり、笑ったァ。
みごとにツボりました。
ポン酢は飲み物なんだろうか?
(・・?)
スペインにはないポン酢。
しかし、なぜ「ポン」?