べラへアートの贈りもの

ベラが亡くなって一年になる。あっという間だった。そしてすべてが変わってしまった一年だった。愛する人を亡くし、一人になることで、私は飾りをすべてはぎ取られた。そして、失った。心の安定を、ピアニストという職業を、音楽にあふれていた毎日を。この一年、私はたえず自分自身と、一対一で向き合わされた。主に自分の弱さに。

だから、走り続けていた。立ち止まったら、足元をすくわれ、倒れてしまいそうだったから。そして、この8月。私は初めて、歩みを止めた。肩の力を抜いて、友人たちと毎日のように町に、海に出かけた。

そのとたん、ものすごい眠気が襲ってきて、毎日10時間、13時間と眠っていた。むさぼるように。まるでこの一年、不足していた睡眠時間、心と体が必要としていた「オフ」を取り戻すかのように。

8月末のべラの誕生日、そしてベラの一周忌に、私は一人、アートの贈り物をした。今日は、その聖色小物たちを紹介します。
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露天で売っていたオウムの木像にペイント!まるでちがう姿に(笑)。ふわりん極楽鳥。天国まで飛んで行けるかな。
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リビングの一角にあるお供えコーナー。アートの捧げものでいっぱい。もちろんこの後、ベラの大好きなチョコレート&フルーツもお供えしました。
cimg3064立体物もいつかやってみたい。見る角度によって次々と姿を変えていくところに強烈に惹かれる。
cimg3070厚紙&紙コップの作品。自由に形を創造できる素材に惹かれる。
cimg3047スペインの一番スタンダードなろうそくはこういう形。長持ちします。
cimg3060一周忌を迎えたので、これで「喪」明け。ピアノを再開しました。プロとしてではなく、ピアノをもう一度弾きたいと思うから。「友達になって!」という気持ちで、編曲を始めています。

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「べラへアートの贈りもの」への7件のフィードバック

  1. このオオム、私は強烈に好きです。
    生で見たいっ‼️
    見たい、見せて下さい。

  2. そうか。ももちゃんに「音」が戻ってきてるのね。よかった。
    昨日がベラの一周忌ということで、このブログについてるベラの最後の演奏を聞きました。
    薄暗いステージに浮かび上がる2人の姿を思い出しました。
    ステキだったなぁ。ももちゃんもベラも。

  3. satomiさんにマラガに来ていただきましょう!
    今のところ、展示会の予定が立たないので・・・

    木を彫らずに、鳥の形を立体的に造る方法を考えています。
    粘土?石膏?陶芸?布?
    いいアイデアがありましたらぜひ教えてください。

  4. クロさん、ありがとうございます。
    「一人でもピアノを弾こう!」と思えたのは初めてのことでした。
    プロとしてでなくてもいい。ピアノのある生活に戻りたい。
    まずは友人の家で楽しく弾けるようになりたい!
    小さな一歩。でも私にとっては大きな一歩です。

  5. 絵を描いて、編曲して、
    どちらも発表して。
    また、創作活動に忙しいアーティストになるね。
    ももちゃんの生み出す力と
    創り出すパワーと、やり切る情熱は
    いつもピカソの様だと思っています。
    楽しみです。

    ご飯を食べるのを忘れないでね。
    ^_−☆

  6. ももさん、ピアノが弾けるからいいね。
    悲しい時もうれしい時も
    ピアノ弾いてね。

  7. satomiさん、きむらさん、ありがとうございます。
    この家に、暮らしにピアノが戻ってきました。
    こんな日が来るなんて思ってもいなかった。

    ベラが亡くなった当初、あまりに家が広くて音が無くて
    つらくて小さなワンルームマンションに引っ越そうかと
    考えたこともありました。

    そうして逃げても「質の悪い」悲しみしかない。
    立ち向かえば、悲しみはなくならないけど
    何かが生まれる気がします。

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