昨日の続き。
「目覚まし時計をかけずに、自然に目を覚ます」式のマドリッド滞在を遂行しているので、どうしても一日が出遅れてしまう。今日はマドリッド郊外にある「チンチョン村」へ、ハビ吉とドライブ!すいすい行けば車で、約四十分。なのらしい。
古い街並みが残る小さな田舎の村チンチョン。その美しい村の景観は国が定める保護地区にもなっており、マドリッドから「ちょっと足を伸ばして日帰りで行くことのできる」絶好の観光地なのだ。楽しみ~!
と、うきうき車に乗り込んだが、はたと気がついた。私たちは今「スペイン大型飛び石連休」のまっさなかにいる。まず12月3,4日が土日、そして6日と8日が祝日。どうだ、この絵に描いたような飛び石ぶりは!そのうえこの日は、雲ひとつない晴天。まさにドライブ日和。
「果たして渋滞に巻きこまれずに、ドライブできるのか」
と、口には出さないが、心の中で一人つぶやきながら、ハビーの横顔をそっと見つめた。
「行くぞー!出発」
と、ハビ吉は上機嫌。
「チンちょーん、ちんチョーん」
と、ハンドルを握りながら、鼻歌まで飛び出す。
で、郊外へ向かう幹線道路に乗ってみると・・・
「あっれー!空きすき。どうしたの?道路。誰もいないじゃん」
私は心底驚いていたが、ハビ吉は穏やかな口調で
「当たり前だよ。もも、今、何時か知ってる?」
「うーんと…一時半。お昼の」
「みんなもう、とっくに出発してるよ。こんなところでもたもたしてるのは、僕たちだけ。そろそろランチの時間だよ。お腹空いたなー」
というわけで、チンチョン村へ行く途中にある村で車をとめ、ランチをすることに。これが、田舎風レストランでいい感じ。外国人など一人もいない(笑)。私だけ。マラガはレストランといえば外国人だらけなのに。
まずは、カウンターでビール&タパス。今日は私がごちそうします。 上はサーモン、下はイカ墨のコロッケ。おいし~。さて、テーブル席へ移り、ランチの始まり。周りを見回すと「一人分」のお皿がすごく大きいので、半分こすることに。 まずはサルー!乾杯。一足早いクリスマスランチ。ハビ吉、いつもありがとう。お世話になります。テーブルの上にはハビ吉がくれたアイフォーンが!大切に、っていうか、すごい勢いで使ってます。 今日はフルコースで行こう!と決めていたので、まずタパスでスタート。前菜にはサラダでなく、「野菜&半熟卵&黒にんにく」(上写真)。 お次はマグロ。周りにあるのはポテト。にんにく、パセリ、パプリカがけ。 車を運転するので、ハビ吉は一杯だけ。私は二杯飲んじゃおうーっと。 温かいメイン料理として私たちが選んだのがこちら!白身魚(メルルーサ)&ポテト。上に乗っている緑色のはピスタチオのソース。絶品。写真だとわかりづらいですがこのメルルーサ、ものすごく巨大!レンガの塊くらいある(笑)。あー、半分こにしてよかった。
アイスでしめ。もうお腹いっぱい。車に戻ると、急に眠気が襲ってくる。これから果たして、チンチョン村を歩き回ることができるのだろうか。この時点ですでに、午後四時。
が、私の心配をよそに、ハビ吉はハンドルを握りながら上機嫌で、自作の歌をくりかえし歌っている。
「チンちょーん、ちんチョーン、チンちん、チョンちょん」
「・・・・・」
危ない。日本では歌わないように、と教えてあげるべきかな。
(明日につづく)
車を運転するので、ハビ吉は一杯だけ…飲んじゃうんだ。ビールとかワインはお酒じゃないという話もあるが,さすがスペイン。
そーまーさんに言われて気づきましたが
そういえば、よく見るとおかしな文章ですね(笑)
スペインの人たちがよくするのは
「最初に一杯飲んで、ランチの間にアルコール分を分解する」
というもの。ただの言い訳のような気もしますが
ランチに2,3時間かけるスペインだからこそ。かも。
一杯はアルコールに入らない。というのは
南スペイン、南イタリアなどの地中海エリアでは
もはや気風、というか文化習慣でもあります。
なにしろブドウ&ワインの産地なので薬みたいに思われている。
あ、今思ったけど「養命酒」ですかね。
いつも思うのだけど、ももちゃんは、半分こでお腹いっぱいってのは分かる。
体格が日本人としても大きいわけじゃ無いから。
ハビのも少食なの??マラガっこなのに。
ハビ吉は、マラガっ子なので本当によく食べます。
が、本人いわく「人生で一番太っている時期」らしく、できれば5キロくらい痩せたいらしいです。
╰(*´︶`*)╯♡
なるほど、ダイエットですか。