『スペイン料理』企画、第8回目の今日は
「フィエスタの大鍋」を紹介します。
「フィエスタ」とは「お祭り」のこと。
スペインのすべての町、村で行わていれる「フィエスタ」は、
なくてはならない大切な、年中行事のひとつ。オ~レ!
特にアンダルシアは、スペインの中でも特にお祭りが盛んな地方。
探せば、毎週どこかの村のフィエスタに参加することもできます。
さて、フィエスタの目玉は、ずばり「食べること」。
イタリア人は人生の真髄を、次の3つの言葉で表現しますが
「カンターレ(歌えよ)、アモーレ(愛せよ)、マンジャーレ(食べよ)」
アンダルシア人はたぶん
「食べて、踊って、おしゃべりしよう!」なんでしょうね。
村のお祭りではたいてい、「大鍋」で料理が作られます。
これを、「村を訪れた人、すべてにふるまう!」
というのだから、行列する価値あり。
写真の大鍋は「アルダレス」村での、お祭りの様子です。
『マラガ周辺・田舎の旅』でも、紹介しましたね。
田舎に行けば行くほど、村祭りは素朴になります。
いつだったか一度、友人に連れられて
総勢80人くらいの集落の村祭りに行きました。
バイオリニストもいましたよ!演奏はおいといて。
日本人は珍しいので、あっというまに囲まれてしまいました。
山間の集落だったので、景色が美しく、
パチパチ写真をとってたら、ロバが現れて・・・
「ああ~、ブーロ(ろば)♪」
って、愛しそうに言ったら、乗せて歩いてくれました。
1日いただけなのに、忘れられない村となりました。
スペインを旅行する際は、
日程に最寄の村や町のフィエスタが入ってないか
確認すると、いいですね。
たいていフィエスタは週末なので、お店は閉まってるし
都会を離れ、村を訪れるチャンスです。