いよいよ大晦日。スペインでは今日は「ものすごいディナー」の日。そして若者なら(この言い方)、夜にフィエスタ(パーティ)に出かけていく!
私は二年前まで「ミュージシャン」をしていたので、クリスマスも大晦日も「仕事の日」であった。五つ星ホテルで、みなさんが豪華なお食事をされている間、バイオリン&ピアノの演奏。
それが、人生の大転換。公私のパートナーであるベラが昨年の秋に亡くなり、いきなり十八年していたミュージシャンをやめ、怒ってテレビとソファを捨て、家をアトリエに改造し、ピアノレッスン&ペイント生活をスタートした。
書くと数行なのだが、私にとっては大変化の一年だった。
へとへと。でも、気持ちよくへとへと。
このイスも、オウムに乗っ取られたんだった。噛みつかれてもうボロボロ(白いところがそう)削られてます。木製だから。 今回は筆をおき、クレパスやペンシルを中心に「手で描く」スタイルを追ってみた。九月から三か月の「習作」の時期は、私に大きな可能性を、手ごたえを感じさせてくれた。 オウムにとっては、どんな一年だったんだろう。
あ、ちょっとそれ、鉛筆だけど!