19.県美のゴッホ&ゴーギャン展

いよいよスペイン帰国の日が近づく。「インフルエンザ」で幕を開けたニッポン滞在。しめは名古屋県美術館「.ゴッホ&ゴーギャン展」。オーレ!やっとアートに近づけた(笑)。

「正月休み&冬休みですごい人かなー」と心配していたが、あらま。行列なしで入館。それぞれ絵の前には数人のお客さんはいるが、すぐに流れていくので、しっかり正面で作品を眺められる。

ゴッホ&ゴーギャンはもちろん、沢山のアーティストの作品が展示され、なかなかの見ごたえ。質も量も。すべて見て回って、途中イスに座って休憩して、ほぼ二時間。目を皿のようにして、全身で感じているので、さすがに疲れる。

説明のオーデイォサービスは、私はいっさいしない。また、作品の説明もすべては読まない。それは後でもできるので、まずは全身で感じること。それにただただ身を任す。作品の持つエネルギーや波動に、飲み込まれたい。

そのうえ、興味がない作品には「足をとめない」タイプなので、数点とばし。そのかわり、惹かれた作品の前では、何分でもじーっとしているので、実に迷惑な客(笑)。流れを尊重しろ。と言われていそう。

数点の作品の前で、釘づけになった。おもにゴッホ。近くから、遠くから、また近くから。もう一度遠くから。今度は部分的に。さらに詳細へ。セキュリテイの柵、ぎりぎりから体を乗り出して、見る。いや、食べる。目で。

色の組み合わせ、油絵の具の盛り上がり方、色が置かれた順番、ラインの取り方・・・。最初は「絵」を見ているが、次第に細部にのめり込んでいく。と、描かれていったプロセスが見えてくる。その魔法のような瞬間。

感動でふらふらになって、階下の売店へ。.ゴッホ&ゴーギャン展らしく「画集」が山のよう。でも、私が買ったのは「シャガール」の画集(笑)。というのも、すばらしい作品群が集められていて、スペインでも見たことがない企画&編集だったのだ。うれしい~。

本日は、この美術館のためだけに名古屋へ来たので、「きしめん」を食べて豊橋へトンボ帰り。なにしろ日本出発が迫っている。いい加減に荷物の準備をしなくては。

スーツケース23キロ、手荷物8キロ。が、フィンエアーの上限。はたして。このシャガールの本、持って行けるのか。ものすごく重いけど。

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