マラガの旧ダムへドライブ

先日、マラガを襲った「集中豪雨」。その翌日、ハビ吉は一人で近くの「旧ダム」へ、すっ飛んで行った。それも、フライトの前に。空港へ行く前に。こんなスチュワートいるのか(笑)。先月は「雪が降った」と、ロンダまで雪を見に行ったのではなかったか。

「すごい!水があった」
と、写真付きメッセージが入り
「明日、見に行こう!」
と、さっそく、旧ダムへドライブが決定。正式名は「Embalse del Agujero」と言い、マラガ郊外にぽつん、とたたずむ。使われていないので、ほとんど訪れる人もなし。この日も、私たち含めてたったの五人。

マラガは「年間270日以上が晴天」。なので、雨がほとんど降らない。だから、基本的に川に水はなく、干からびた大地には草や木が勝手気ままに生えている。地図には「〇〇川」と記されているが、実際はヤギの群れが歩く散歩道だったり、駐車場になっているのだ。

で、この旧ダムも、しかり。すごい。水だ~。マラガっ子にとっては、これだけですでに感動。周りの山地から流れ込む水が、小さな滝になっている(二枚目の写真、正面の白い筋に注目!)

すっかり満足し、どこかでランチを食べることに。こんな田舎、っていうか、人里離れたところに
「レストランはないよねぇ」
と、辺りを見回す私に、ハビ吉は力強く言い切った。
「スペインには、どんな所にも必ずバルはある!」

そうなのだ。コンビニも自販機もないが、食べて飲むことはできる。
「こんなところに?」「誰が来るんだろう」「これでやっていけるのか」
という場所でさえ。
というわけで、私たちは迷わず、奥へと車を進めることにした。
(明日に続く)

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