12月5日。
それはフラメンコファンにとって、忘れられない日だと思います。
なにしろあの!スペインを代表するカンタオーレ(フラメンコ歌手)
「カマロン・デ・ラ・イスラ」が、亡くなった日なのですから。
アンダルシアはカディスの出身、ジプシーの出である彼は
その「魂の叫び」のような
一度、聴いたら忘れられない歌声で、人々を魅了しました。
若くしてフラメンコ歌手の天才とうたわれ、
日本ではほとんど無名ですが、
スペインでは、たとえフラメンコのファンではなくても
「カマロン」の名と、あの歌声を知らない人はありません。
長年にわたる麻薬中毒と、ヘビースモーカーで
いつ死んでもおかしくないような状態で
カマロンは歌いつづけました。
その烈しい、魂の歌声に魅かれ
一人のギターリストが、いっしょにレコーディングを始める。
これがまた、スペインで知らないものはない
天才ギターリスト「パコ・デ・ルシア」。
すごいな~、この組み合わせ。
わたしが、なんだかんだ言うより
聴いてみるのが、一番♪
演歌やソウルが好きな人は、「カマロン」いけると思います。
が、ちょっときつい・・・もう少しあっさりしたのが好き、
という方はやはり、「パコ・デ・ルシア」でしょう。
涼しげなフュージョン系のCDが、いろいろ出ています。
いずれにしても、「フラメンコ道・入門編」の通り道なので
ぜひ聴いてみてください。
「Como el agua(コモ・エル・アグア)」あたりから入ると
いいかもしれませんね。