ラテン音楽の魅力

今日のテーマは『ラテン音楽の魅力』です。
そもそも、わたしが音楽屋になろうとしたきっかけは
「ラテン音楽」の中のひとつ、「タンゴ」に感動してでした。

「ラテン音楽」を説明する前にまず、
「ラテンの国」の紹介から、始めましょう。
ラテンの国は、大きく2つにわかれます。
ヨーロッパと中南米。

ヨーロッパのラテンの国、つまりラテン圏は
フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルの4国。
それぞれ、すばらしい独自の音楽をもっていますね。
「シャンソン」「オペラ」「カンツォーネ」
「サルスエラ」「フラメンコ」「ファド」・・・などなど
ラテン圏の特徴のひとつは、
この「音楽性の豊かさ」にあります。

なぜか。
それは、国民性に大いに関係があります。
ラテン圏の人たちは、一言で言うと
「人間の感情」を人生の中心にすえて生きています。
効率より、便利さより、常識より、見た目のよさより。
心と体にわきあがってくるものを大切にする。
いつでも優先されるのは、自分の熱い思いであり、
それがラテン人の言動を決定づけています。
頭より、心と体なのです。
そして、その熱い思い、強烈な感情の「放出」「デスチャージ」が
芸術につながっているのです。

だから、ラテン圏の人たちにとって
芸術は日常生活の中に、自然に存在しているもの。
けして「特別なもの」「高尚なもの」ではなく
「人間のありのままの姿」を表現するもの。
歓びや悲しみ、怒り、希望・・・
わたしたちの人生そのもの。

さて、もうひとつのラテン圏は中南米です。
こちらも、すばらしい音楽の宝庫。
中米から、南へ下りて行きましょう。
まずキューバ周辺の、リズム感あふれる「サルサ」「コンガ」
「マンボ」「ハバネラ」「クンビア」
ロマンチックな「ボレロ」
メキシコの「マリアッチ」
もの哀しいアンデスの「インディオの音楽」
ブラジルの「ボサノバ」や「サンバ」
アルゼンチン、ウルグアイの「タンゴ」「ミロンガ」・・・

これ以外にも、書きつくせないほど
多くの「民謡」「伝統音楽」が存在します。

ラテン音楽の魅力はひとことで言うと
「人間性と表現力の豊かさ」
そして、音楽的に言うと
「メロディ」「リズム」「ハーモニー」の豊かさです。
これについては次回、詳しく書いていきたいと思います。

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「ラテン音楽の魅力」への1件のフィードバック

  1. お待たせしました!
    You tubeに、さらに5曲アップされました。

    日本の名曲「月の砂漠」「さくら」
    わたしの自作曲「龍月(Dragon Moon)」「まんだらりん夜想曲」
    クラシックをバラード風にアレンジした「アルビノーニのアダージョ」

    近日中に、ラテンジャズの名曲「キャラバン」もアップされます。
    どうぞ、お楽しみに!

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