カンペーロ屋「マルーチ」

「飲食ネタ」が、まったく消化できていない今日この頃。いきなり冬ネタ。ですみません。まだコートを着てる!

さて、この日は二十年来の友人二人、ハビ吉とルイスと一緒に、うちの近所の「カンペーロ屋」へ乗り込む。カンペーロとは、マラガっ子たちに大人気のファーストフード。

トーストしたパンに、チキン、ベーコン、チーズ、目玉焼き、ピーマン、玉ねぎ、トマト・・・などを、好みで注文。はさんでもらうシステム。パンは丸型で、これを半分に切って出される。

写真の半月サイズ、これで半分。そう、半月二つで満月サイズ。これで一人前(写真二枚目)。けっこうなボリュームです!これで3~4ユーロなので、小腹が空いた時には、私たちはよく半分こします。

ファーストフードとはいえ、チェーン店ではなく個人のお店なので、それぞれ味も量も、サービスもちがう。私たちがよく行くのは、エルパロ地区にある「マルーチ」。海岸通りパセオマリティモにあり、冬でもテラス席(笑)コート着てでも!(写真三枚目)

で、最近この「マルーチ」が、宅配サービスを始めた。らしい。うちから歩いて10分なので、いまだ使ったことなし。
「いつか熱々のを、ぜひとも宅配してもらいたいものだ」
と思っていたら・・・

「ピンポーン!」
玄関のドアが鳴る。
「シィ(はい)」
「マルーチの宅配サービスです」
「えっ・・・頼んでませんけど」
「開けてくださーい」
「で、で、でも」
「カンペーロ二人分と、ビール!」

よく聞けば、その声。ハビ吉ではないか。
「早く開けてよ!」
急に口調が変わり、すごい勢いで部屋に駆け込んでくる。
「はい、マルーチのカンペーロと、ビール!温かいうちに食べよ」
「・・・・・」

どうして、こんなに気がきくのか。わからない。が、この一時間前にハビ吉から電話があり
「うちに来ても、ビール一本ないよ」
と、言い放ったことを思い出した。
「と、思って、一人二本ずつビール買って来た」
「・・・・・・」

私を、気の利かないライオンにしているのは、もしかしたら行動の速すぎる黒ひょうのせいではないのか。と、この事件の後、思った。
(写真五、六、七枚目。オウムまでごちそうにあずかる!)






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