マラガのセントロにある現代美術館「CAC」。は、入場無料!なので、時間が空くたびにふらりと寄ってしまう、私のお気に入りスポット。今回は「Marcel van Eeden展」を紹介しましょう。
まず、感動!したのが、その大きさ。2×5メートルあります。ほとんど「壁画」。思わず、立ち尽くして見とれてしまった。のびのびとした線、ほぼ黒一色のフリーハンド的なライン。
オイルパステルで描かれているところも、強烈に惹かれました。スペイン語では「pastel al ‘oleo」と言います。
ここまで大きいと、歩いて見るわけです。右に行ったり、左に行ったり。また、戻って。近くから、遠くから。正面から、斜めから。今度は部分的に、オイルパステルの重なりや立体感を眺め・・・
やっぱり、大きい画が私は好き。自分の呼吸に合う。のだと思う。手先でなく、体全体で描いている感じ。机に座ってでなく、立って歩いて動き回って描く。その「体と心と頭の一体感」が、私には必要なのだと思う。
感動のあまり、家に帰って「壁画あるいは大画」の描けるスペースを
「なんとかして、「リビングに作れないものか!」
と、思ったほど。
とりあえず、そのためには、物を減らさないといけないわけで。八月の夏休み(二週間もある!)に物の大整理、および、思い切った「アトリエの模様替え」を考案中です。
父が描いていた、水墨画の世界を
思い出しました。
迫力ありますね。
見る方も身体全体で・・・
2x5mと言うと、私たちが住んでいる部屋の大きさです(どんだけ狭い所に住んでいるんだ!と驚かれるかも)
昨日雑貨屋みたいなところでキャンバスを見ていたら60x120cmで$30もするんですね。そしたら夫が”壁に直接描けばいい”って。
そんな~。気が変わったら(その絵が嫌になったら)どうするのか、と思いましたが、ちょっと楽しそうでもありました。
お父様は、水墨画をされていたんですね。すばらしいですね!
「見る方も身体全体」という言葉に、心を動かされました。
造る方も、受け取る方も、全身で!
アートの本質に触れた気がしました。
画材って、高いですよね。
これはぜひ、壁に描くチャンス!かも(笑)
うちの壁は、数回に渡って塗りかえられています。
壁ペイントは、絵の具が水性なので
重ね塗りが比較的、簡単!
なにより画材用の絵の具より、ずっと安い(笑)オーレ!