話が前後するが、先月ハビ吉とランチをした際に
「で、マドリッドにはいつ来るの?」
という話になった。
ハビ吉はマドリッドとマラガを行き来する生活を送っており、さらにスチュワートなので、毎日が「移動中」という人である。たとえ仕事のためやむをえず。とはいえ、定住していないのだから、これは「現代風ノマド」であろう(勝手に命名、本人の許可なし)。
で、マドリッド行きの話。なのであるが、そのまま忘れてほかっておいたら、いきなりメッセージの吹き出しが尋ねてきた。
「マドリッド滞在の件だけど、六月中~下旬はどう?そろそろピアノレッスンも終了だよね。学校も夏休みに入るし」
「・・・・・」
さすが。私の生活パターンをわかっているので、提案が具体的である。
「行きたいけど、もう六月に入っちゃったし・・・飛行機も電車も、今から買うとチケット高いよね」
と、やんわりながら「無理かも的」口調で、返事を送った。七月には日本に一時帰国もしたいし。その前にマドリッドはちょっと無理かも。
「で、ももは何日から何日まで休みが取れるの?」
その口調は、もうマドリッドに行くことは決まっていて、これから詰めるべきは日程だけ。のような「当然的空気」に包まれていた。
「えーと、いちおう〇日から〇日は休みだけど・・・」
「OK!」
「えっ、ちょっと!まだチケット取れるかわからないし・・・」
すると吹き出しは、思いがけない交通手段を提案をしてくるのだった。
「大丈夫!マラガとマドリッドを往復するのは僕の車だから!チケットは必要なし。僕たちのシェアしてるマンションに泊まればいいし!」
「・・・・・・」
だいたいハビ吉は仕切り屋なので、気がつくといつもヤツのペースにはまっている。「面倒見のいい黒ひょう」改め、「我が道を行くライオンを、我が道に引きずり込む黒ひょう」。としたい。
というわけで、いきなり「マドリッド五日間滞在計画」が、現実になりそうな気配。ってもう、一週間後のことだけど。本当に行くんだろうか?
とはいえ、まったく行く気がなかったのに、いざプロジェクトが持ち上がると、急に燃えてくる。この性格。見越されているような気がする。
さて、今日の写真は「魚介類レストランランチ」の様子。三枚目の鍋のようなものは「アロス・カルドソ」といい、汁の多いパエジャのようなもの。これが日本のおじや、もしくは鍋料理に似ていておいしい!
マラガにお越しの際は、ぜひお試しください。基本的に二人前で注文。一人では絶対に食べきれないのでご注意を。時間がかかるので、テーブルに着席時に先に注文しましょう。
ももさんに会いたかったなぁ!
Sさんがいらっしゃる間にマドリッドに行けず、残念でした。
きっとまたお会いする機会があると思います。
その時は、ぜひセビジャーナスを一緒に踊りましょう!