先週の続き。「ニッポンじとじと記」後半。リアルタイムで紹介できず申し訳ありません。
さて、日本滞在も残すところ一週間。あっという間だなぁ、遊んでいると。今回は「公」の催しもなく、久々に「私」のみ。なので、久々に父とゆっくり家の片づけをしたり、買い物をしたり、外食をしたり。
食べられる回数が限られているので、回転ずし、スパゲティ、カレーうどん、みそかつ、と着々とこなす。一食たりとも無駄にはできない。マラガに戻れば、どれも超高級ぜいたく品。で、手の出ないものばかり。
アイフォーンを持つようになってから、私の生活が根底から変わってしまった。ということは何度も書いたが、たとえば父と食事中でも
「ピン・・・ピンピン・・・」
と、あわただしく着信音が鳴る。その90%はスペインから。ワッツアップだから。
ここ数日は、特にハビ吉からのメッセージが数時間おきに届くようになった。というのも、ハビ吉&ダビーのニッポン上陸計画。いよいよ実行に移す時、となったからである。
「もうすぐ日本に行くよ!あと二日」
「お土産、何を持って行ったらいい?」
「お父さんはワイン、飲むかなぁ」
「今、マドリッドの空港に着いた」
「これから搭乗」
「やっと飛行機の中」
そのたびに、二人の状況を父に報告するのであるが、はっきり言って私の十倍以上の連絡量。すべてに返事をするわけではないので
「ももから、メッセージの返事がない」
と、つづられてきたりもする。だって問題なさそうだし、忙しいかと思って。国際間移動中なんだから。時差だってあるし。
「これから機内食」
「あと九時間でニッポン上陸だよ」
「眠い。あと三時間・・・」
ところで飛行機の中、ってメッセージできたの?知らなかった。
そして、ついに。
「東京に着いた~」
「ビエンベニードス(ようこそ)!」
「疲れたー。遠い・・・」
ふだん旅慣れている二人でも、かなりの疲労度。なのらしい。民泊先へこれから向かい、一休みすると言う。
「ちゃんと新幹線に乗って、ももに会えるかなぁ」
とりあえず東京見物は二人でしてもらい、その後、豊橋で合流して大阪・奈良・京都を三日間で回る予定。しかし、その合流の仕方がなかなかすごい。
「東京発~大阪行のひかり」に乗ってもらい、私が「豊橋駅」から乗車。列車の中で合流。再会。
「扉が開いてもすぐ閉まるから、絶対降りて来ちゃだめだよ!スペインとはちがうんだから」
「わかったー、降りなーい」
本当に大丈夫なのか、この合流計画。七時間の時差でボロボロのところ、まず翌朝起きることができるのか。そして東京駅に無事たどり着けるのか。指定席の切符は大丈夫なのか。
「もし豊橋駅から乗って、二人がいなかったらどうしよう・・・」
考えるとおそろしくなるので
「最悪はホテル集合。という手がある」
と、思い直して寝ることにした。
(明日に続く)
新幹線の中!
会うことはできたのでしょうか?手に汗握る展開(笑)
それ、日本人同士でもハイレベルですよ~~
ですよね。心理的に「動いている場所で合流」って
かなりリスキーな感じですよね。それも
「一分間しか乗り込むチャンスがない」という緊迫感(笑)。
で、さらにスペインから来ての合流。ってもう。