日本語教室&作品カタログ作り

九月に入り、いきなり「多忙」になった。新学期が始まり、本来の仕事のペースに戻っただけなのだが、実は「ピアノレッスン」および「ちびっこアート教室」に加え、二つの仕事を同時進行させている。

基本的に超集中型の私は「一度に一つ」のことしかできない。ので、これは大変珍しい事態。だが、やる時はやるのだ。だから毎日早起き。この「多忙集中ペース」になると、なぜか食事量が減る。というか、無駄な食欲がわかない。必要量。七分目で満足。

主に夕食が軽くなるので、お腹がすいて目が覚める。ことさえある。しかし、脳みそは絶好調。不思議だ。消化にエネルギーをかけない分なのであろうか。

さて、何をしているのか。
まず一つ目は「ちびっこ日本語会話レッスン」である。これはまったくの予定外。の開講なのだが、お母さん方から頼まれ始めることになった。

「私は文法は知らないし、とてもレッスンなどできません」
と、明確&丁寧にお伝えしたのものの
「レッスンじゃなくて会話でいいの。挨拶したりコミュニケーションができればいいのよ」
「じゃ、ちゃんとした先生を紹介します」
「だめだめ、ちゃんとした先生じゃ飽きるから。ももじゃないと続かないって」
「でもー・・・・」
「すごく楽しみにしてるのよー。ねっ!うちでひらがなも書いてるの」
「ええっ、ほんと?」
「でも、直してくれる人がいないから・・・」
「じゃ、やりましょう」
「ムーチャス・グラシアス」

確か「ちびっこアート教室」も、こうして始まったのではなかったか。
「ここで、音楽とアートと日本語教えてもらえたら助かる!」
って、気持ちはわからないでもないが、うちをアトリエにしてからすっかり「何でも教室」みたいになってしまった。

そして、二つ目の新規プロジェクト。それは
「作品カタログを作る!」
年末に向けて猛ダッシュ。これはクロ隊長と二人三脚。まず、ページ割り、写真の振り分け、文章の作成・・・と順に進めていく。

なにしろ、平日は「〇〇教室」に追われて時間がないので
「週末の休日を返上」
するしか、まとまった時間が取れない。で、ここのところ週末は、いつも家にこもってデスクワークに明け暮れている。それでも夕方、海岸通りを散歩してビールを飲むのが、ささやかな楽しみ。

で、「作品カタログ」用の文章を作りながら、ふと思った。
「日本語だけじゃなくて、スペイン語と併記にしたらどうか」

その瞬間、えもいわれぬ満足感、恍惚感が私を貫いた。一瞬でそう決め、書き出したのはいいが「日本語とスペイン語を併記」という作業はなかなか大変。ブログやFacebookとちがい作品、カタログは印刷物なので
「後から直す」
ことができない。

「これは、誰かに校正を入れてもらわねば」
ということに、改めて気づく。協力してくれる友人が現れたのはいいが、今度は毎日、テキストを書いて送信。校正。送信。確認。送信。という作業が始まった。

長い文章や、「アートとは何か」というような思想的、哲学的な文章は
「直接会って、やはり話しをしながら一緒に進めた方がいい」
ということで、夕方や夜に勉強会(笑)。

そんなこんなで、デスクの上にはいつも「辞書」が乗っている。それも三冊。「日西」「西日」それから「日本語」。なんだか、学生に戻った気分。

昨日は時間に追われ、ついに「カンペーロ」をテイクアウト。チキン、卵、チーズ、野菜がたっぷり(写真二枚目)。これに自作サラダをつつきながら、それでもスペイン語でテキストを書く。

そんな私の多忙状態には、まるでお構いなしのオウム。なんということか、辞書やノートを階段にして遊んでいる。そのうえ、ちょっと目を離したすきに大切な辞書の上で
「落花生を食べている」
ではないか。けしからん。が、叱っている間も惜しい。

とりあえず、後でまとめて叱ることにしよう。

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「日本語教室&作品カタログ作り」への2件のフィードバック

  1. ももさん、すごいすごい。西日の架け橋!!
    子供たちが日本に興味持ってくれてうれしいですね。
    12月に子ども達されてきて!!
    家でホームステイ預かりますよ。

  2. きむらさん、いつも名古屋から
    応援をありがとうございます!
    きっと子供たちに教えてもらいながら
    一緒に「橋作り」かなと思います(笑)

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