マラガのアロラ村に在住37年。名古屋出身の画家・長縄眞兒さんに再び会いに、マラガから列車に乗って行って来ました。
今回は「個展の前祝い」ということで、アロラ村の「魚介類レストラン」へ(写真一~六枚目)。おいしい魚介類に舌鼓。まずは
「個展の成功を祈って。サルー!」
ビールで乾杯。オーレ!
奥様のエンカルナも、すてきな笑顔を見せてくれました。貝にエビに・・・まぁ、なんて贅沢。お祝いに伺ったのに、逆にごちそうになってしまい恐縮です。ありがとうございました。
この日はちょうど、アロラ村のパビリオンで「ニワトリの品評会」が行われていました。スペイン中からすばらしいニワトリたちが一堂に。ほんと、すごかったです。が、その様子はまた後日、改めて紹介することにしましょう。
さて、おいしいランチでお腹いっぱいになった後は、お二人の家へ戻ってケーキ&お茶(八枚目)。このケーキ、うちの近所で買って行ったのですが、人気のお店でいつも行列。三人分にしてはちょっと多いかも(笑)。
今回もまた、アトリエにお邪魔させていただました(七枚目)。作業場は神聖な場所。
「個展前なのに、いいんですか?」
「いいですよ。あ、そこの絵。展示会のために日本に持って行く作品なんだけどね(九枚目)」
「ええーっ、その作品をライブで見せてもらえるんですか。うわー、ありがとうございます。あの、近寄ってもいいですか」
「いいですよ」
いつも作品のすぐ前まで、近づかせてくれる。そして離れて、また近寄って。その間、まったく自由にさせてくれる。
「どう?」
長縄さんは、こんな新米アーティストの私にも、感想を尋ねてくださるのだ。独特の鮮やかな色彩が、心をわしづかみにする。私の大好きなスペインの光や息づかい。生命感。
カタログで見るのと、作品を直に見るのと、こんなにちがうのか。ということに愕然とする。受けるエネルギーの波動、パンチが、まるでちがう。
音楽もそうだ。ライブに行って目の前で演奏を聴く。ミュージシャンの呼吸や汗、表情を見ながら「体感」するのと、家でCDを聴くのとはまったくちがう。
個展の話を伺っているうちに、いつのまにか長縄さんの「アート論」に。そのお話があんまりおもしろくて興味深くて、思わずメモメモ。まるでインタビュー。
このお話。私だけではもったいないので改めて後日、紹介することにいたしましょう。
それでは、個展のご案内です。
明日12月8日~16日まで、銀座の「柳画廊」にて長縄眞兒さんの個展が行われます。「スペインからの贈り物」というテーマで、30~35点の油絵の作品が展示されます。スペインを中心に、イタリアの風景や花、静物画などをまじかで見ることができる!このチャンス、どうぞお見逃しなく。
「二年ぶりの銀座の個展になります。スペインの光と影。色を十分に堪能してください」
年末年始は日本にいらっしゃるという長縄さん。もしかして、名古屋で会えないものかしら。日本料理で忘年会。なんていいなぁ。