「イチゴ入りました!」の張り紙とともに、八百屋の店先を鮮やかに飾るイチゴ。これも一月の風景。
木箱に入って、二キロとかまとめて売っている。まるで宝石のような大粒イチゴ。見ているだけで美しい~(二枚目)。
スペインは旬のものしか店先に並ばない。だから一月、一斉に始まるイチゴをこれでもかとせっせと食べまくる。
ある日、ある週を境に現れ、いつのまにか消えてしまう旬の果物。自然の暦を実感するスペインの果物カレンダー。
さて、うちでもさっそく初イチゴ。食べようと洗って、器に盛ってテーブルに置くや・・・
ものすごい勢いで、オウムが走り寄る。発見。的な躍動感。なんだか形相が必死(一枚目)。半年以上、食卓に並ばなかったんだもんね。そりゃ、食べたいよね。
叱るのも忘れ、しばらくぼーっと眺めてしまう。
「いいよ。初イチゴは好きなだけ食べて」
自分用にはイチゴに「ヨーグルト、クルミ、はちみつ」をトッピング(三枚目)。それをこっそり、オウムに背を向けて食す。
なにしろヨーグルト、クルミ、はちみつ。この三品はオウムの大好物。オウムホイホイ。にはなるな。