ブレリア&カスタネット教室

昨年の春から始めた「セビジャーナス教室」も、はや7ヶ月目。7,8,12月はお休みしたものの、週に2回一回1時間半。きっちりと通い続けている。

ただ音楽に合わせて踊ればいい。というレベルは卒業したので、今年からは手の動きやら頭の向き、腕の使い方など一つ一つダメ出し。の猛特訓。

もう頭から湯気が出そう。なのだがこの一月からはさらに
「ブレリアコース、およびカスタネットコース」
も始まり、新しいリズムや動きを毎週おぼえていかねばならない。

それにしても、何て難しいのでしょう「ブレリア」。説明することもできない。誤解を承知で言うと、フラメンコの中のスタイルの一つ。で、超スピード&強烈なハイテンションで踊り混んでいく。もう息をつく間もない激しさ。

これを三十分もやると、息はハアハア、暖房なしの教室なのにじっとりと汗ばんでくる。で、その後セビジャーナスを踊ると「なんて簡単なんでしょう」みたいな(笑)。

そして「カスタネット」。これも難しい。まず基本の打ち方を憶える。これだってもちろん、最初はきれいな音なんて出ません。
「タタタタッ」
という、あの乾いた軽快な連続音。のはずが私がやると
「ダダッダー」
みたいな。

なんというか今、頭の中にあらゆる組み合わせのリズムがめちゃくちゃに押し込まれている感じ。規則正しい四分の四拍子が懐かしい。

フラメンコもセビジャーナスもカスタネットもすべて、四分の三拍子。ではあるのだが、ワルツの三拍子(1,2,3刻み)とちがい、非常に拍子が取りにくい。

シンコペーション、裏打ちはもちろん、三拍子を四小節つなげて十二拍。これを1フレーズととらえてアクセントを置いていく。

「3と7,8。それから10と12に、アクセントを置いて」
って、はぁあ?ですよ。元ピアニストの私でも。たとえ頭でわかったとしても、そのように体が動くかはまた別問題。

そんな中、頭から湯気を出しながらせっせと通っている。だいたい家で勉強する時間などないので、カスタネットのリズムの勉強は完全に
「バスの中で」
である(写真)。移動中の時間を利用。

だからいつも、私のリュックには「カスタネット復習メモ」がつっこんである。架空のカスタネットを手にはめ、想像しながら
「リア・リア。ピタ」
などと、つぶやきながら手を動かす。

はたから見ると、ちょっと危ない人。なのだが、大丈夫。ここはマラガ。
「あ、カスタネットの練習してるのね」
で、終わり。なんとか、四月の発表会までにできるようになるといいが。

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