インフル5日目

インフルエンザも5日目になると、いよいよ寝室からの脱出、となる。暖かい昼間はリビングへゴー!

とはいえ、椅子に座っているのも一苦労。なので、日の当たる場所に絨毯を敷き、その上でトドのようにゴロゴロ転がっている。という情けない図である。

何もゴロゴロしたいわけではない。実際やらねばならないことは山のよう。「処理すべきメールだけでも!」とスマホ片手にやり始めるのだが

「あ、も、もうだめ」

わずか15くらいでスタミナ切れ。足りないのは集中力なのか忍耐力なのか。いやもうその全てであろう。

「あーあ。もう、いいや」

ミカンを食べ、絨毯の上でゴロゴロ。全身に太陽の光を浴びながら、気がついたら眠っていた。

「あれ、1時間も寝てたんだ」

時間の感覚さえも、非常に曖昧。全てが「どよーん」とした中にある。

私は基本的に自分自身にも周りにも「シンプル&クリアー」

なのでここ数日、不思議な時間と空間の中を漂っている。

そういう私の横で、オウムはひたすら我が道を突き進む。

「入ってはいけない場所に入る」「噛む」「けずる」「粉々にする」「真っ二つにする」・・・

この動詞の「目的語」となる所に「棚」「書類」「椅子」「爪切り」「箸」などが入ることを思うと、怒りを超えて、爽やかさすら覚える。

これすべて、頭が「どよーん」としているからである。

それもあと、2日の予定。オウムよ、わかったか(誰に書いているんだ?)

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