【ダンス発表会&打上げ・2】午後4時半にランチが終了。わらわらとレストラン中央に設けられたステージへ。音楽と共にいっせいに踊り出す。
まずは軽くウォーミングアップ。セビジャーナス、そしてルンバ。このルンバがマラガでは一番ポピュラーなノリノリのダンスなのだが、実はくせ者。というのも
「自分を自由に表現する」
ので、振り付けが決まっていない。基本のステップはあるものの、自由にバリエーションを加え、おもしろおかしく振り付けを即興。乗ってくるとものすごいことに(笑)。
手拍子やかけ声も入り、瞳は怪しく輝き出す。まさに女子パワー全開。サルサもバチャータも習っているので、音楽に合わせてステップが次々と変わる。なんでも来い!
「はい、始めるよ。並んで!」
先生の声で、いよいよ発表会の始まり。今期の私のテーマは「腕と手の動き」および「頭の動き」。だったので、その集大成をめざして踊る。感無量。
これまで毎週、一緒に練習してきた仲間たちと、晴れの舞台を一緒にする歓び。うれしさでドーパミンが大放出。
セビジャーナスの後は、カスタネットの演奏。これだって全て暗記。楽譜はない。あれだけビールとワインを飲んでも大丈夫。全て汗となって出て行くから。
全て終了したのが午後7時半。実に5時間に渡る大パーティ。これで9月までレッスンはお休み。あんまりさみしすぎるので
「8月のマラガのフェリアにみんなで行こうよ!」
と、声をかけると、あっという間に「日時」が決まった。早っ。こういうことは瞬時。
「フェリアにはフラメンコドレス着て行こうね」
誰かが声をかける。私も!今年はオリジナルもも衣「ふりふりスカート」を制作中。どんな風に着こなそうかすごく楽しみ。
「日本でもセビジャーナス踊って来てよ」「ちゃんと証拠写真送って」
みなさんからお声がかかる。でも、どこで?(笑)レストランやバル、通りでは踊らない日本。それはかなりの荒技。
「他のお客様にご迷惑」「怪しい人を見かけたら」
の、ど真ん中に入るんじゃないか。と、思いつつ、やってみたい気も(笑)。