【日本滞在記・2】帰国2日目は朝から買物。ランチを食べ、さっそく「ファンファーレ・チョカリーア」のコンサートへ。世界最速ジプシーブラス。
いきなり一曲目からノリノリ。スピードとリズム、楽しく哀愁あるメロディがたまらない。あんまり好きすぎて、実はCDを何十回と聞いて採譜し、バイオリンとピアノ用に編曲し、実際にホテルでよく演奏していたのだ。
「イグア・バリ」は、そんな私の大好きな一曲。意味もわからず、弾いて歌っていたのだが、それがなんと!アンコールで聴けるなんて。きゃ〜。
とにかく5曲目くらいから完全にお祭り、パーティ状態。歌う、叫ぶ、踊る。もちろん私も!日本帰国2日目で汗だくで踊るとは。
これぞジプシー音楽のライブの醍醐味。コンサートが終わっても、劇場の外で演奏し続けてくれる(写真)。まだまだ続くパーティ。
会場は「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」。実はコンサート情報を知ったのは6月中旬。あわてて父にチケットを買ってもらう。が、はたして席はあるのか。
それがなんと。空いているのは後ろの席ばかり。の中、ぽつんと一席。前から4列目が一つ空いている。
「えっ、ここ空いてるんですか?」「はい。一席だけですけど」
というわけで、前から4列目(写真)をゲット。信じられない。表情や呼吸までダイレクトに伝わってくる。すばらしい〜。感激と汗でぐったり。
まさか彼らはこの客席の中に、彼らの音楽を愛し、耳コピーして採譜&編曲し、演奏までしていた者がいたとは、思ってもいないだろうな。
人生はつながっている。それをしみじみ感じて、熱い涙がこぼれた。