【日本滞在記】いよいよ日本滞在最後の夜。セントレア空港でゆったり一人飯。夕暮れを眺めながら生ビールで乾杯!
朝の7時から「アクリル板の取付け」「家具の金具付け(地震対策)」「洗濯物の手洗い」・・・とノンストップだったので、ここで初めて
「スペインへ戻ってからやる事」
に考えを巡らせる。私にとって空港は「日本モードからスペインモードへ切り替える」場所。
この数時間で表情が引き締まり、緊張感や集中力、サバイバル感がぐっと増す。それと同時に、日本語がすっと遠くなる。ひとりごともスペイン語に。
「これからは一人」
そのきりりとした現実に、背筋が伸びる。呼吸がゆったりして声が低くなる。「家族のいない生活」に、戻る。
空港ホテルにチェックインすると、アイフォーンがピンピンと連続して着信音を告げる。見ればマラガの友人たち。
「明日、帰って来るんだよね!」「いつ会える?食事しようよ」
スペインへ「行く」が、いつから「帰る」になったのだろう。2つのふるさとの間で、心揺れる空港の夜。