【フェリアレポート・8】セビジャーナス教室の先生&仲間とフェリアへ。まずはセントロのラリオス通りに集合。およそ40名が一堂に。壮観。オーレ!
みなさんフラメンコドレスを着なれているから、動きが自然で美しい〜。そんな中、私は浴衣スタイルで。アンダルシアと日本の文化が、今一つに!
まずはセントロをそぞろ歩き。もちろん、歌い踊りながら。これだけ人数が集まると目立つ(笑)写真を撮られる撮られる。まずはビールで乾杯!
「ビバ・ラ・ファリア!」
このかけ声で、いきなりスイッチオン!(笑)テンション上がるな〜。じーんと胸が熱くなる。もう感無量。
スペインに来たばかりの頃は「お決まりのフレーズ」として、ただ繰り返していただけだった。周りの人達をまねて。しかし、今はちがう。
「思いの爆発」「歓喜」「生命感」などがいっしょくたになって、熱い激流となり体内をかけ巡る。そのオタケビが
「ビバ・ラ・フェリア!」
なのだ。歌って踊って、飲んで乾杯して。また踊って。この日のメンバーは中上級クラスの先輩方なので、踊るとめちゃ絵になる。カッコいいー。
その下の初中級クラス(私)は2名だけ。ふだんは会えない先輩方と踊れるのがうれしい。セントロをひと回りした後は、いよいよ
「馬車に乗って、レアル(郊外にあるフェリア別会場)へ!」
そう。ポイントは「馬車に乗って」なのだ。シンデレラと同じ。馬車に揺られて舞踏会へ!テンション上がるな〜。その時であった。
「4人乗りで80ユーロだよ」「えーっ」「フェリアだから特別料金」「1人20ユーロ⁈」
馬車のお兄さんに向かって、私たちは必死で言い返す。
「昨年は60ユーロだった。高すぎるっ。まけて!」
1人なら、とても聞いてはもらえなかった。が、こちらは総勢40名。口々に不満を訴えるとかなりのパワー。
「わかった。じゃ、70ユーロでいいよ」「60!」「だめ、70だ」「もういいっ!バスで行くから」
すたこらとバス停に向かって歩き出す。総勢40名だから、かなりのインパクト。これにはお兄さん達の方が顔色を変える。
「わ、わ、わかった。じゃ、60ユーロで!」
1人15ユーロ。ふだんなら、する事のない豪遊。でも、今日の私たちはシンデレラ。馬車に乗って舞踏会へ!(フェリアだけど)。
この馬車。という乗り物。実はかなり揺れて「ひえーっ」「こわーっ」「うわぁ〜」「そんなに早く走らないで〜」の連続だった。
やっとフェリア会場に着いた時の安心感ったら。シンデレラも大変。舞踏会へ道は、厳しいのであった。
(明日に続く)