大リセット始まる

フェリアが終わり、日常に戻る。この瞬間が好き。一度「身も心も空っぽになった」からこそできる完全リセット。心も視点も透明。ゆったりクリアー。

「非日常と日常へを行き来する」

って、大切だ。その後に思いがけない「脱皮&リセット」が待っている。そして

「脳みそや意識が恐ろしいほどクリアー」

になる。ので、早朝から頭が冴えわたる(笑)危ない。フェリア前に小首をかしげ、決めかねていた

「この素材、何に使おう?」「この作品群はどういう形にまとめたら?」「これからどういうテーマ、スタイルで進めよう?」

などは、瞬間的に「答え」が見える。というか、内からぽんっと届けられる。さらに。これから進む「道」がうっすらと見える。おお〜。せっかく頭が冴え渡っているので

「よっし。避けていた楽譜の大整理をしよう!」

なにしろ「ミュージシャン生活18年分の楽譜」。なので、かなりの量。昨年かなり処分し、絵を描いたりコラージュにも使ったが、それでもまだ大量に残っている。

ジャンルごとに分け、山積みにしていると、さっそくオウムがやって来た。フェリアでほったらかしにされていたので、こんな楽しそうな機会を逃すはずはなく。

「ひゅー。ふぁ〜。ぷー。ひゅいっ」

喜びの声を上げながら、楽譜の山を歩き回る。噛み切らない限り、まっいーかとほかっておく。段差が心地よいらしく、一つ一つ登頂。

それが小一時間。まるで「すごろく」のように、進んだり戻ったり。一回休んだり。山のすき間に落ちたり。楽しいの?

しかし。よく見ると。モーツァルト、ビバルディ、ブラームス、ベートーベン・・・大先輩方を足の下に。ひぇーっ。なぜか一番のお気に入りはビバルディ。

それで思い出した。はるか15年くらい前、ビバルディの「四季」の一部をバイオリン、チェロ、ピアノで演奏した時のこと。

「7時に弾き始めて下さい」「わかりました」

それが午後の7時ではなく、早朝7時だとわかった時の驚き。誰が聴くんだ!そんな時間に。それもホテル内で。

確か4時起きで、真っ暗な中を出かけて行った。が、そもそもビバルディの「四季」って、早朝弾く音楽ではない。テンション上がらず大変だった。

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