「ももギャラリー」4回目の今日は
「カルトン寺院」シリーズ、
扉まわりにほどこす
「アーチ画」を紹介します。
「カルトン(ダンボール)」のよさは
好きな形に「カット」できること。
そして「はりつける」ことができる。
これは、何気ないがすごいことです。
この特性に気づいてから
扉まわりにほどこす
「アーチ画」を作り始めました。
アラブの建築物をよく見ると
わかりますが「入口」に
「ドア」がついていません。
そのかわり、手のこんだ
「アーチ型」のデザインが施されて
います。
実際は、漆喰やタイル、木などでアーチの部分を作るわけですが、
そんな材料もなく、もう今すぐにやってみたいわたしは、カルトンで♪
何がすばらしい、って「曲線」が作れるところ!
曲線こそ、生きた線。
手描きの線を見ていると、目にやさしい気がするでしょう。
心にしっくりいく。神秘のライン。
もともと「入口」というのは、聖なる場所。
だから、守る。
そこで、支配の手が入れかわる。
何かのはじまりと終わり。
別のディメンション(異次元空間)への出入り口。
そこに、「護りの手をかける」という意味で、「画を描く」。
「画」の本来の意味は、生活に根づいた人間の祈り。
「豊穣」「健康」「長寿」「安全」「雨水」「出産」などを願う気持ち。
災いがふりかからないように「護りの手」をかける。
これについては次回、詳しくお話することにしましょう♪
自由な形にカット!
が楽しい~。
でもときどき手を切って
「ぐわ~っ」と言いながら
ピアノを弾いてます(涙)
とりあえず、アロエを塗って
応急処置。
台所に「たな」がほしかったの
だけど、そんな費用はない!
というわけで
ゴミ捨て場にあった「板」に
カルトンで「アーチ飾り」を
つけてみました♪
これから色を塗っていきます。
楽しみ~。
このアーチ画に登場する
「カーブ」は
アラビア系のライン。
グラナダのアルハンブラ宮殿にも
くりかえし、登場しますね。
これまでにもう6回、行きましたが
訪れるたびに発見があります。
「スペインの遺産」と言われてますが
実は、アフリカ大陸からやってきた
イスラム圏の人々によって
作られたアルハンブラ宮殿。
アンダルシア地方はおかげで
アラビック文化、芸術の宝庫です。