「Manifestación por el clima (自然破壊による気候変動に対するデモ/環境デモ)」に行ってきました。実は2日前に日時を知り、急遽予定を変更しての参加。
「アーティストならアートでのぞもう!」
と、白シャツにペイント。自然をモチーフに、前日一気に描き上げました。そして。手にはプラカードの代わりに「生命花」を掲げて。
見も知らぬ者同士、シュプレヒコールを上げながら、マラガのセントロを2時間かけて回りました。
環境活動家から大学生、一般のお父さんお母さん、赤ちゃんを抱っこした家族、画用紙に描いた絵を掲げる小学生まで。
「母なる自然を大切にしよう」「大規模な自然破壊にストップ」「代わりの地球はない」
音楽隊も参加して、踊りながら行進。一人一人の力は小さくても、気持ちは1つ。
「命を大切にしよう!」
単なるプロテスタ(反対)ではなく、愛を訴えるデモ。だから、叫びながら、歌いながら、踊りながら。
もちろん上空にはヘリコプターが爆音を響かせていたし、警察官達がずらりと並んで私たちを監視していた。そんな中、沢山の人に声をかけられた。
「色鮮やかですてき〜」「おもしろい柄だね。ペイントしたの?」「楽しそう〜。それは花?」「一緒に写真撮ろう!」
アートは人を結ぶ。それを実感。こんなデモの最中でさえ。見知らぬ者同士を笑顔にする。
そして。一人の年配の女性が、私の顔を正面から見すえ力強く言い切った。
「想像力は力なの。それがあなたのパワーなのよ!」
数秒、言葉が出なかった。私にもパワーがある。この社会において、命のためにできることがある。
「アーティストにとってアートは手段」
これまでにない新しいビジョンが見えてきた。うっすらとした道が。これからは、明確なテーマを持って創作にのぞみたい。