1週間ぶりの外出。「割れた鏡」を両腕に抱えエレベーターに乗ると、お隣さんとバッタリ。「あの夜中の大音響」の話で盛り上がる。
「身代わりになってくれたんだから、鏡に感謝して処分するように!」
というメッセージを、実は3人の方々からいただいた。ので、さっそくその1人の方に
「じゃ、お礼に(鏡のために)踊ります」
と返信すると「踊らなくていいです。養生してください」と、返ってきた。鏡に捧げる感謝の舞は、もちろんブレリア(フラメンコの一種)オーレ!
さて。今日は久しぶりに半日歩いた。銀行、オフィス、コピー屋などを回り、一人ランチ。その後も、おいしい生ジュース片手に買い物へ。
「空気が気持ちいい〜」「太陽が暖かいー」
痛みがない。それだけで、なんという幸せ!無理しないよう、ベンチがあるたびに腰かける。スピードを落とすと、ふだん気づかず通り過ぎていたものに、ふと目がとまる。
花、雲の動き、看板や新しいお店、町行く人々の秋の装い・・・私自身の呼吸も、いつもよりずっと深くゆったりしている。そして、気づいた。
「スピードを落とす」
のでは、ない。
「今日の自分に合ったリズムで生きる」
のだ。毎日、毎週、毎月変動するリズム。その大いなる流れに心と体を任せ、ゆったりと泳ぐように舞うように暮らす!
家に帰り、歩数計を見ると「1万歩(7キロ)」ちょっと。日常生活復帰初日にしてはまずまず。大満足。なんだかお腹もすいてきた。
しかし。その時、私はまだ知らなかったのだ。夕食のためにオーブンを点火。ピザを放り込んでキッチンから出たその直後・・・
確かに後から考えると、あの時いやーな音がしては、いた。が、まさか
「鏡が壊れたその翌日に、オーブンまでぶっ壊れる」
と、誰が想像するでしょう(涙)はたして。熱々ピザは食べられるのか!(明日に続く)