マドリッドのケーキ屋

いよいよ最終日。午前中はマドリッド市内をぶらぶら歩き。まずは超有名なケーキ屋&カフェテリア「ラ・マジョルキーナ」で朝食を。

「おいしそ〜〜〜!」

ショーケースに並ぶケーキに大興奮。甘いものはあまり食べない私でもうっとり。いろいろ買って試したくなる〜。

1894年創業の老舗。ソル駅の近くにあり、マドリッドで知らない者はない有名店。ひと休みついでにぜひお試しを。値段もお手頃。おすすめです。

「これからマジョール広場のクリスマス市を見に行こう」「いいねー」

昼間なのでイルミネーションはないけれど、気分はもうクリスマス。通りのデコレーションを見ているだけでうきうきしてくる。カトリックの国スペインでは

「クリスマスイブは家族みんなが揃う大切な日」

なので、12月24日の夜はレストランでさえ、その多くが店を閉めてしまう。仕事が終わるとみんないっせいに、家族の待つ夕食のテーブルへと走るのだ。

「夕方から料理を作り始めるから、ランチが終わったら手伝いに来てよ」

何回こうして、ハビ吉ファミリーとクリスマスイブの夜を一緒に過ごしただろう。数年前には同じテーブルに、ハビ吉のお父さんもベラもいて。

失くしたもの、そして新しく届けられたもの。その両方を同じように大切にしよう。

(明日の最終回に続く)

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