寝クリスマス

Feliz Navidad! 今日クリスマスイブは、カトリックの国スペインでは、はるか遠方から帰省してでも家族でテーブルを囲む大切な夜。

「気管支炎で、やっぱ行けそうにない。ごめんなさい」

ハビ吉に、2日前からメッセージを送っていた。音声モードで。クリスマスの夜なので、ドタキャンは避けたい。しかし、返事はいつも

「大丈夫。きっとよくなるって」

あと2日ある、一日ある、半日ある。そして、ついにタイムリミット。ゴホゴホと恐ろしい咳を、みなさんの前で連発するのも嫌なので

「今週は全ての予定をキャンセル」

する事に決めた。今夜のイブディナー、明日のクリスマスランチ、週末のランチ・・・本当に申し訳ない。

「フェリス・ナビダー(メリー・クリスマス)」のメッセージを、 友人たちに送っていたら

「えーっ、クリスマスイブを、まさか一人で家で過ごすの!」「ぼっちイブ!そりゃいかん」「うちに来て!迎えに行くから」

5人の方からお誘いを頂いた。お心遣い、本当にありがとうございます。でも、体調が悪い時というのは外出意欲、飲食意欲ゼロ。

「温かなベッドでのんびり寝ている」

ことが、最上の喜び。今、午後の5時。今夜のディナーの準備で、みんな大忙しだろうなぁ。私はといえば、湯たんぽやお茶を用意して、これからベッドでごろごろする予定。

「寝クリスマス」

オウムにとっては「いつもの一日」と変わりないので、クルミを食べてすっかりご機嫌。

「ボトルアートは大晦日にリベンジ」

するとして、まずは回復をめざそう。「薬を飲んでおとなしくしてます」とメッセージしたら、数人の方々から

「おとなしく!できるの?」「おとなしく?似合わないな〜」

「いい?おとなしくだからね、おとなしく。わかった?」

と、不思議な反応をたくさん頂いた。クリスマスに笑わせて頂き、ありがとうございます。

「大丈夫?はい、これ食べて」

お隣のドリーさんから、野菜と果物の差し入れが。あぁあ、うれしい。新鮮なオレンジが宝物のようにみえる(笑)豪華な魚介類やシャンパンより。

体が「いい加減にしろ!」と教えてくれたのだから、いま手にしているものを大切にしよう。

「心配なく眠れる」

今日に感謝して。みなさん、楽しいクリスマスをお過ごしください。

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