大みそかディナー

気管支炎から脱出しかけたところで「大みそか」になった。無謀な私でも「ここで無理をしたら絶対まずい」と、一人静かに年末年始を迎えるつもりでいた。

「これから車で迎えに行くよ!お泊まりセット準備して待ってて」

見ればハビ吉。「家族親戚が揃う大みそかのディナーに参加する」ということは、スペインではそれなりの重み、責任を伴う。

ご挨拶に始まり、前菜、ワイン、第1の皿、メインディッシュ、デザート、12時のカウントダウンのブドウ、シャンパン、その後のコパ(カクテル)・・・と超フルコースのはず。

「大丈夫かなぁ、体力」「余裕だよ!ディナーの後はうちのマンションで、元旦の昼まで寝てればいいんだし」

マラガっ子の「大丈夫だよ」を、甘くみてはいけない。この時はまさか

「夜中の3時半過ぎにベッドへ戻る」

ことになろうとは、想像さえしていなかった。それも、最終的に「踊って」しめることことになるとは。

さて。和気あいあいと始まる大みそかディナー。この時点ですでに10時。ハム、サーモン、エビ、チーズ・・・まずは白ワインで乾杯。

さらに、魚介類のスープ。肉料理が始まったのが11時過ぎ。どれもこれもおいしい〜。至福のとき。なのだけど、食べた量はふだんの4分の1。

ここ1週間ずっと病院食だったので、さすがに心配で。ドリンクも最初から最後までずっと「水」。そしていよいよ12時。テレビのカウントダウンに合わせ、手にした

「マスカット12粒を食べる!」

というか、飲み込む。そして「フェリス・アニョ・ヌエボーーーー!」と抱き合い、シャンパンで乾杯。これぞ、スペイン的新年の迎え方。

パトリシア&ホルヘには、来月赤ちゃんが誕生するので、おめでとうムードいっぱい。お招き、本当にありがとう。すばらしい2020年になりますように!

そして。この後、ハビ吉とマンションへ戻り、なぜか「2人二次会」へ突入することになるのだった。(明日に続く)

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「大みそかディナー」への2件のフィードバック

  1. 芳野さん、お元気そうで何よりです!
    明けましておめでとうございます。

    さすがスペイン!「もう食べられない」って言いながら、みんなよく食べます(笑)
    今年こそお会いして乾杯したいですね。

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