作業が「床」から「壁」になり、ようやく全体が見えてきた。更にコラージュパーツを加え、カットしバランスを見る。と、その時
「床に向かって、作品が広がって行ったらどうだろう!」
思った時が、やる時(笑)。床の上にコラージュパーツを広げていく。おぉお〜。いきなり立体感。今回の作品で表現したかった
「マラガに抱きしめられている感」
が、ぐんと増す。のはいいが、作品がどんどん大きくなる。すでに2メートル以上。
「で、作った後、どうするの?展示会するの?」
うちに来てくれる女友達が、口を揃えて尋ねる。
「さぁ。先のことは考えてない。今、今日作ることしか」
事実なので、そのまま答える。実際、この作品をうちから運び出せるのか。それさえも不明(笑)だいたいエレベーターには絶対入らない。車にも。
いったいどうなるのか。先のことは、まるでわからない。が、アイデアだけはふつふつと湧いてくる。脳内は一年中、お花畑なのだ。
「2メートルの空間アート画」
今期の挑戦。この「青いマラガ」は、その第一歩。第1作。こうして作業中の私を、写真におさめてくれる女友達たちに感謝。
「はい、こっち向いて〜」「コラージュを赤ちゃんみたいに抱きかかえて」
ソファもお茶も出ないアトリエで、黒子の私につきあってくれる。本当にムーチャス・グラシアス!今週末には、完成させたい。