わたしは「マテ茶」を、ほんとうによく飲む。
日本の緑茶と同じように、一日中、あったかいのを「チューチュー」やっている。
マテ茶は中南米で生まれ、そもそもは原住民が飲んでいた飲み物だが
アルゼンチン、ウルグアイでは、今も国民に愛される飲み物、ナンバーワン!
ビタミン、ミネラルが豊富で、独特の風味があって、くせになる味(笑)
その「愛」たるや、日本人には想像もつかないほど深く、
日常生活に強烈に密着している。
仕事中、勉強中、お散歩中はもちろん、バスの中も、車の中も、職場も
サッカー場も、ビーチも、友人宅も、病院も・・・どこでも「マテといっしょ!」
ウルグアイで郵便局に行ったとき、そのオフィスの一角に
「マテ茶・専用テーブル」が置かれ、
その上に、各職員の「マイ・マテ」が置かれているときは、仰天した。
が、気がついたら、いつのまにかわたしの「マテ茶度」も、もうそれくらい、である。
これだけ好きなのだから、いっそ「マテ茶の大使になりたい!」と思う。
「マテ茶・振興会」とか「マテ茶まつり」とかで、演奏したいな。
もちろん、ミュージシャンもお客さんもみんな、手にマテ茶を持って(笑)!
ホテルで演奏の休憩時に
マテ茶で一服。
暑い夏でも、マテ茶はホットで
いただくのが一番。
マテ茶とくつろぐベラ。
マテの葉はジェルバ(イェルバ)
といいます。
ウルグアイ産のは「茎・小枝なし」
アルゼンチン産のは「茎・小枝あり」
わたしの好みはもちろん
「茎・小枝なし」の方。
両方、試しましたが
味がかなりちがいます。
わたしたちのお気に入りは
ウルグアイ産の
「カナリアス」「カナリータ」
「コンプエスタ」など。
マテ茶に熱い湯を注ぐ魔法瓶を
「テルモ」といいます。
ウルグアイから買って
持ってきたのが壊れてしまい
ベラが「注ぎ口」をつけて
作ってくれました。
「編曲中」に、必ず飲むマテ茶。
頭がさえます、るるる~♪
ちょっと「にがい」風味が
緑茶に慣れている日本人には
しっくりいくと思います。
コーヒーも紅茶も
砂糖づけのスペイン人には
マテ茶のよさはわからないかも。
このように「海」にも
持っていきます。
マテ茶の右側で
顔を出してるのがベラです。
緑茶と同じように、
お湯を注いで
何回も飲みます。
だから最初は濃くて
徐々に薄くなる。
ちがうところは「回し飲み」を
するところですかね。
家族、友人でぐるぐる
回します。
ただし、日本人は要注意!
「グラシアス(ありがとう)」
と言うと、もうけっこうの意。
もう、回ってこなくなります(笑)
わたしたちが今、毎週、演奏しているのが
アルゼンチン・レストラン(オーナーがアルゼンチン人)なので
休憩中にマテ茶を「チューチュー」やってても何も言われません(笑)
それどころか
「飲み方がこう、慣れてるよね~、うんうん♪」
と、満足げにうなづいてくださいました。
マテ茶大使への道も一歩ずつ、ですね!