スペインの政治家たちの「やりたい放題」を書くのが
苦痛になってきたので
今日は、すばらしい「政治家」の話を書くことにします。
２０１０年に、選挙で大勝利をおさめてウルグアイの大統領となった
「ホセ・ムヒカ」をご存知ですか。
国民は敬愛をこめて、愛称で「ペペ・ムヒカ」と、呼びます。
さて、ペペ・ムヒカは、かの軍事政権中に
政府にはむかう「反乱者」として監獄に収容され
軍事政権が終わるまで１３年近く、収監されていました。
当時は、ウルグアイ国民は軍力によって完全に抑えつけられており
それに反するあらゆる「言動」は即、テロリスト的な扱いを受け、
強制連行、収監、拷問・・・は日常茶飯事。
ペペ・ムヒカは出所後、大統領選挙で大勝利！
それはすごい国民の熱狂を持って、迎えられました。
彼の勝利は、ウルグアイの国民にとっては
「自由」「軍事政権の完全な終わり」「正義の勝利」をも、意味していたのです。
驚くべきはその後、大統領になったペペ・ムヒカのとった、いくつかの「行動」です。
１、大統領公邸には住まず、郊外にある実に質素な家に住む。
２、個人財産をいっさい持たない。確か車くらい（前はバイクで国会に行っていた）
３、給料の大部分を「寄付」。多々のプロジェクトに使用。
自分は「生活できる分」として「月１０００ドル」のみ受け取り生活。
どうですか。スペインの政治家のみなさん。
ペペ・ムヒカはたぶん、「世界でもっとも貧しい大統領」でしょう！
でも国民は、そんな大統領を、心から誇りに思っていると思いますよ。
