音霊の夜

【一日一作プロジェクト】黒シャツに白一色でペイントした「音霊の夜(おとだまのよる)」。今日の私的ビッグニュースは

「スーパーの宅配サービスが復活した!」

これにより、右肩12キロ、左肩12キロ、リュックに6キロ。計30キロを身につけて歩く週一回の買い物から解放されることとなった。オーレ!

とはいえこのサービス、偶然に発見。うちからバスで15分の所にあるスーパーに入った瞬間、私の目は釘づけになった。ずらっと積まれた青いケースに。

「こ、これは宅配サービスのケース!まさか」

レジのお姉さんに確認すると、宅配サービス復活とのこと。おお〜。もう天にも昇る思い。で、久しぶりに大型カートをゴロゴロ言わせながら気軽にお買い物。

「水5リットル×8ボトル。オリーブオイル、ワイン、ビール、米、パスタ、じゃが芋、リンゴ、漂白剤、酢・・・」

もうばんばんカートに詰め込む。これまでは

「これを今から自分で背負って歩くのだ」

と思うと、伸ばした手を引っ込めることがよくあった(涙)選択の基準として「重いかどうか」を考えなくてもいい。なんという開放感。

結局、総量80キロくらいをマンションの玄関まで運んでもらい3ユーロ。ありがたくて涙が出そう。あの3ヶ月に渡る、30キロを体中に巻き付けて歩いた日々は

「まさに戦。あれは鎧だった」

と、しみじみ思う。車がある人はなんてことない買い物でも、私達のような徒歩組には宅配サービスの復活は「救い」「解放」なのだ。

重いがゆえに、買わなかった食材たち。それらに囲まれ、久しぶりの贅沢感。バスで行かねばならないが、それだけの価値あり。Sスーパーよ、ありがとう!

「音霊の夜(おとだまのよる)」

マラガの通りに音楽が戻った。静まり返っていた3ヶ月。これからコンサートやライブも少しずつ復活の予定。音霊(おとだま)たちが軽やかに揺れ、結ばれ、舞い踊ることを祈って。

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